「覇気がない」
「希望も悩みもない」
日本とアメリカ、中国、韓国の4ヵ国の高校生に行った比較意識調査で、
「勉強や成績」に関心を示した生徒は、日本では20%台と最低で、
学習意欲にも乏しいことがわかったといいます。
多感なはずの高校時代を漫然と過ごす
現代の日本の高校生像が浮き彫りとなったと、
将来を危惧しているような趣旨の文面に、私は憤りすらおぼえました。
この期に及んでまだそんなことを…
近ごろの子どもたちのことを、みな一様に口を揃えて嘆きます。
「現実と仮想現実の区別がつかない」
「イマジネーションに欠ける」
「何を考えているのかわからない」
現状を悲観し、行く末を懸念しているふりをする懐古主義者たち。
自分には関係ないとでもお思いなのでしょうか。
近ごろの子どもたちについて、学力やモラルの低下が著しく、
個性やバイタリティを失いつつあるというのは事実だと思います。
しかし、その責任を子どもたちに帰するのは見当違いです。
なぜなら、元凶は他ならぬ、私たちおとなだからです。
テレビ、マンガ、ゲーム、雑誌、コンピュータ、インターネット、性…
おとなは、子どもたちをどこまで搾取すれば気がすむのでしょうか。
表向きには「ゆとり」や「豊かさ」を強調しながら、
一方では利己主義に基づく内向きの競争を強いるのです。
これこそ、最も嘆かわしい現状ではないでしょうか。
私たちは、子どもたちに輝かしい未来を遺してやらねばなりません。
「ゆずりは」の木のように。
by スグル