アメリカ・カリフォルニア州はロスアンゼルス、ハリウッド。
いまでは、押しも押されもせぬ「映画の都」として知られていますが、
20世紀のはじめ、映画の中心地はニューヨークとシカゴでした。
当時、発明王の名をほしいままにしていたエジソンは、
映写機などの映画関連機器の特許も取得しており、
これを有効に利用して金儲けしようと考えました。
彼は、大手映画製作者とともに映画関連管理会社を設立しました。
そして、これに参加しない映画関連業者には、
高額の特許料を請求したのです。
自由な映画制作を望む中小の製作者たちは、
一斉にこれに反発しました。
管理会社は、違反者を片端から摘発したため、
独立系の製作者は、
管理会社の目の届かない土地で映画を製作したのです。
中でも、ロスアンゼルス一帯は気候もよく、
映画の撮影には理想的で、次第に映画人が集まり始めました。
結局、管理会社は反トラスト法違反であるとされて消滅し、
これに前後して管理会社参加業者たちも
次々とハリウッドに拠点を移したのです。
これが「映画の都」の始まりです。
したがって、発明王エジソンの金銭欲のおかげで、
ハリウッドは栄え、現在に至るのです。
彼は、その功績はもちろん、その短所までもが、
社会に大きな影響を及ぼした「偉人」なのです。
今日2月11日は、
トーマス・エジソンの159回目の誕生日です。
by スグル