
ようやくここまできたな、と思う。
まだゴールじゃない。
でも、苦しかった時期は脱した。
なんにも気に病まずに1日過ごせる日が、ようやく迎えられた。
もう何年も、何年も、そんな日はなかった。
いつも頭の片隅に、
困った案件があって、
それは、
解決しようのないことばかり。
今思えば、
人任せな考え方と生活を送っていたからだって分かる。
今はすべて自分で選んできたから、
気に病むことは何一つない。
困るなら、それは自分の努力不足だ。
そして、解決は自分の行動次第で、早められるし、時間をかけることもできる。
だけど、
問題解決はスピードだけが重要ではないとつくづく感じる。
人の心は単純じゃない。
複雑な心の動きは、それなりに理由があって複雑になっているから、色んな過程を無視して単純化しようとすると、心はいとも簡単に崩壊してしまう。
私は経験上、それを分かっている、
だからこそ、今の活動を大切にしたい。
子育ては、心と心が響き合う日々の積み重ねだ。
はたから見てるだけでは、計り知れないことが大きい。
そんな日々の積み重ねのうちの、ほんの少しの時間だけでも、心が通い合うひとときがあれば、救われる。
人1人育てるの大仕事だ。
今はワンオペも当たり前になった。
協力してるよ、といっても心底協力してもらえてるかどうか、知ってるのは孤独な子育てをしている人だけだ。
我が子達を見ていて思う。
この子達は、明るい未来を描けているのかな。
無邪気に夢をみることができてるんだろうか。
いつのまにか大人になった私は、
まだまだ、こども心が残っているんだけど、
子どもたちのほうが大人びてしまって、
冷めた目で未来を見てしまってるかもしれない。
大人はときには無邪気になって、
馬鹿みたいに夢を語って、
子どもたちの中の大人な部分に、
未来を見せてもらうのもいいのかもしれない。
若者が描く不完全で危うい未来予想図には、
きっと希望がある。
大人はその希望を見守って、育む役割がある。
時代をバトンタッチしていくんだから。
みんな幸せな世界になってほしい。