
娘が描いた小鳥の絵。
小鳥さんが我が家に来てくれて、
悲しいお別れも経験して、
出会いと別れ、
命の有り様を教わる日々です。
息子は雛を亡くしたことを悲しんで、
次の日も学校で一日泣くのをこらえて過ごしたそうです。
友達をなくしたみたい…
といっていました。寂しいし、ちゃんと育ててやれなくてごめん…と。
彼なりに考えて、もう一度育てたいと雛をお迎えしたのですが、また挿し餌を終えるか終えないかの時期に亡くなってしまいました。
朝起きたらケージの中で冷たくなっていて、これにはもうショックしかなくて、息子も「もう俺には育てられへん」ととんでもないトラウマになってしまいそうでした。
けれども、ほんとにそうだろうかと。
息子のお世話が不十分だったというなら、私達家族のフォローも不十分だった。彼にまかせる、けれどもそれならなおさら彼がしっかり育て上げられるように、もっとできることがあったかもしれない…。
息子1人が責任を背負いこんでしまわないように、もう一度雛を迎えたことを後悔しないで、また前を向けるように、わたしは何が言えるのかなぁ〜、、、
そんなとき、
人間塾で教わった中井俊巳氏の言葉を思い出しました。
人は亡くなる瞬間、この世では味わえない幸福に包まれる。
それと、「虹の橋」のお話。これは亡くなったペットがどこへいくか、のお話です。初めて雛を亡くしたとき、初めて知った物語でした。ペットは天国へ行く前にかかっている虹の橋のたもとで立ち止まり、飼い主さんがやってくるのを楽しみに待っているよ、というお話。
息子には、この2つのお話をしました。
どこまで心に届いたかは分かりません。
それと、
二度と亡くなってるのを見つけたのは息子で、
直前には二羽ともにケージから息子に向かって飛び出してきた瞬間があって、
お世話をしてくれるあなたのことを一番好きだったんじゃないかな、
生まれてすぐに親鳥から離れて暮らして、
心細かったかもしれないけれども、
毎日あなたがお世話をしてくれて、声をかけてくれてありがとうって言ってくれてるかも、
だから、あなたが育てられないんじゃない、
命の長さは神様しか分からない。
間違いなく言えるのは、
雛たちはあなたを傷つけるために来たんじゃない、
あなたに会いに来てくれたんだと思うよ。
お世話してくれてありがとう、
見つけてくれてありがとう、
そう言って、虹の橋のところであなたがくるのをきっと楽しみに待っているよ。
数日考えて、
そして、もう一度雛を迎えると決めたようでした。
毎日餌やりとケージの掃除をして、
声をかけて、甲斐甲斐しくお世話を続けています。
そして、先日自分で餌を食べるようになりました。
息子から与える挿し餌を卒業。
元気に成長してくれています。
元気でいてくれればいい!
と、息子は言いました。ホンマにそうやね。
これからも元気に過ごせますように!