
5kmラン。
子どもたちにとって初めての5kmマラソン。
ふだん、2〜3kmは割と走りなれてるけど、
5kmは未知の世界。
娘は、余裕で走れると踏んでいた。
準備体操もちょっとオモロイ感じで、、完全にナメてかかってた。
親子ランの参加予定者が3組程度と聞き、
最下位でも3位、私は1位をとる!
と、鼻息荒くスタートを切った。
息子は、軽快に走り出したけど、
1kmすぎでスピードダウン、走れなくなった。
コロナになって以来、
空手も外遊びもサッカーも、
できるけど息が上がりやすい感じは否めない。
運動をさせない選択肢はある。
でも、できる。
通学はできる、体育の授業も受けられる。
無理をする必要はないけど、
可動域を狭める必要もない。
無理しなくていい、
周りのランナーについていく必要もない、
歩いてもいい、
ゆっくりいこう。
息子と並んで、前に行ったり後ろに行ったりして進んだ。
すれ違うランナーさんが、
ファイト!
もうちょっと!
と声をかけてくれる。
折返し2.5km地点まで、ほとんど歩いて進んだ。
娘は、止まらず折り返してきた。
すれ違った。
その後、3km過ぎあたりで走れなくなった。
息子の前に、
だんだん姉の姿が近づく。
初め飛ばしすぎて、足にきてるらしい。
おまけに気温が上がってきて、
暑さが苦しめる。
娘は、暑さに弱い。
息子はここにきて盛り返してきた。
前半ほとんど歩いていたから、体力が残っている。
どんどん走り出す。
娘は、
ついていけない。
息子には自分のペースで行くように促し、
今度は娘について走ることにした。
暑さがかなりこたえているようだ。
ほっぺが赤い。
足が…としきりに言う。
ぴょんぴょん跳ねると足にくるから、
速歩きくらいでいい、
あの看板までいこう、
小さい目標を都度作って、
少しずつ進む。
残りの距離も都度伝える。
今までコツコツ続けてきたことも伝える。
ひとつひとつやり遂げてきたあなたなら、
必ず完走できる。
目指した1位には及ばなかった。
でもゴールを切ることができた!
しかも、終わってみればタイムは40分ちょっと。
すごいと思う。
おかんが小学生時代には、到底無理だったはず。
おかんにとってもいい経験になった。
くじけそうな人を、どうやって応援するか。
ゴールまで一緒にいけるか。
挑戦は何歳でも、
学びも何歳でも。
人生のゴールまで、自分のペースで走り続けよう。