少し前ですが、
オンラインでお習字練習しました!
試験でした!
年に数回しかない昇級テストです!
「夜明け前」は姪っ子。行書体に挑戦してみました。楷書体はもうお手の物ですから!書くことが好きで、楽しめる彼女に、また新しい扉を開いてもらいました☆きっと彼女なら、これから胸のすくような書を書いてもらえるような気がします。

「少年大志」「古都雪景」は甥っ子…彼も行書!!何度も練習しているので、流れも随分ナチュラルになりました。行書体を書き始めてからなのか、それとも色々と彼自身がのぞんでそうなんているのか、線に柔らかさとか繊細さが出てきたなぁ〜って思います。「雪」の雨冠を今回はやわらか〜く書くのを練習してみました!
「赤い南天」「楽しい心」「手打ちそば」「べんとうあります」は娘。
書くのが楽しいようで、自分で軌道修正していくのが面白いのかなぁ〜、最近自力でどんどん書いて練習しています。「天」の最終画の払いを何度も練習していました。「手打ちそば」「べんとうあります」は余興で書いてもらいました(笑)
「而唐碑烜赫有」「歓言酌春酒」「発見の喜び 深い海のよう」と「三十の今日は…」は私。
「而唐碑烜赫有」は幕末から昭和を生きた東洋史学者の内藤湖南氏による「貫名菘翁朱氏家訓抜」からの課題です。
調べたのですが、この言葉の意味がしらべきれず…。
ですが、朱氏家訓というのは朱子学を完成させた南宋の儒学者朱熹が残した家訓だと分かりました!
全文をざっくり見たのですが、
現代にも活かせる考え方があるなぁ〜と思います。
貫名菘翁は内藤湖南よりも少し前の時代、
江戸後期に生きた書家・儒学者です。
晩年は中風で不自由ながらも筆を置かずに制作を続けたのだそうです。菘翁の生き方にも学ぶところは大きいです。
「発見の喜び…」はチベット語学者の星泉氏の言葉です。
チベットの言葉はチベット自治区の他、
中国、インド、ネパール、ブータン、パキスタン、
そして世界のあちらこちらで、
なんと600万人以上の人たちに使われていて、
しかし、広範囲で使われているがゆえに、
方言が大きく分けて6つあり、
それが微妙に枝分かれしているのだそうです。
文字は1000年以上変わらない綴り方が続いていて、
今は発音しない音があるとか、
形容詞が名詞のあとにくるとか、
「ウチ」「ソト」の文末表現の違いがあるとか、、、
色々面白い特徴があるそうです。
ほんとうに世界中には、この世には知り得ないことがたくさんあるのですね〜。
「歓言酌春酒」は陶淵明の「読山海経」からの課題。
お役人を辞めたあと、隠居生活をしながら、
心穏やかに過ごす良さを歌ったものです。
陶淵明は「田園詩人」とも呼ばれているそうです。
なんというか、この方の生き方にも少し習いたいところがあります。
「三十の今日は…」は夏目漱石の「草枕」からの課題。
喜びと憂いと、
楽しみと苦しみと、
それぞれどっちもあって、
しんどい方を切り離そうとするのは大変だ〜…っていう
「にっちもさっちもどうにもブルドッグ!ワオ!」
って感じですかね(笑)
歌のチョイスが昭和(笑)
だけど、昭和も平成も令和にも、この明治の作家の言葉が染み入りますね。
あ~、
書道って、
きれいな美しい文字を書くことも楽しいのだけれど、
書いている言葉の意味や背景を知ることがすごく面白い。
奥深い。
こうして続けていられるのも、
子どもたちが一緒に続けてくれるから、
先生の叔母がマイペースに続けさせてくれているから。
初めて書道教室に通った時の先生が、
楽しさを教えてくれたから。
色々感謝しながら続けていこう~♪