当たり前の社会に | ちょいコワおかんのつれづれ

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2児の子育て中のおかん。
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毎日がドラマチック。
子育てするオカンは、実は管理栄養士で、地域食堂や健康ランチなどで活動中。
/子育てしながら、自分も育つ/今日よりちょっといい明日にしよう/
そんな日々の色々を書いていきます。



LGBT当事者の方の講演会に行ってきました。

LGBTという言葉にはだんだん出会う機会が増えてきてますが、まだまだ実生活には出会うことのない言葉です。でも、お友達には「クラスにいたよ」という方も結構います。

なんだか「会ったことあるよ」なんていう表現もおかしいんですけど、きっとまだまだ当たり前になっていないからなんだろうな〜。


国内のLGBTの方の割合と、AB型の方の割合はどちらも全体の約10%なんだそうです。


私はAB型で、自分はマイノリティだと思って育ってきましたが…。
いやいや、別にAB型というだけでマイノリティだと感じてきたわけじゃないな、、、
色々と人と違うことが多すぎて、クラスでうくことが多かったし、無視されることも、ハミ子にされることもしょっちゅう。変な子、変わった子、不思議ちゃん、と言われることにも慣れすぎて、母となった今となっては逆にアピールポイント、話のネタになりつつあります(*^^*)


一番聞きたかったことは、どうやって自分のマイノリティな部分を受け入れ、乗り越えてきたのかということ。


それはもう赤裸々に包み隠さず話してくださいました。
きっと想像を絶する辛さ…。


お母さまの同席しておられて、打ち明けられたときの思いも率直に語ってくださいました。
誰もが想像する戸惑い。


そこには「ふつう」の感覚だけしかありませんでした。周りに受け入れてほしい気持ち、自分だけ違うという不安、なぜ自分の子が?という戸惑い、当たり前の気持ちです。


なのになぜ、当たり前の存在にはなれていないのか…。どうして生きにくさを感じてしまうんだろう…。



お二人共、これからもっと理解してもらえるように活動していくんだと強い熱意を持って活動しておられます。当事者でないいわゆる「ふつう」の人たちにとって何でもないけど、知らず知らずに当事者のみなさんを苦しめ、追い込んでいる社会のシステムや固定観念があることに気づいてほしいと。


履歴書の性別記入欄、
トイレの男子用と女子用の2択、
学校の制服、
七五三の和装、
成人式の服装…。

虹の色すら固定観念に縛られています。

虹のは7色とは限らないのに、日本ではほとんどの人が7色と思っている…。

どんな色を描いたとしてもその人が思い描くありのままの虹は全て虹の絵です。


そして、LGBTの象徴レインボーフラッグは6色です。


全国でたくさんのイベントが開催されています。より多くの方に知っていただき、差別をなくし、生きやすい社会を作りたいという思いがあります。こうした活動を応援する人たちのことをAlly(アライ)と呼ぶそうです。Ally=支援者…LGBTを知り、理解し、気づき、考える人たち。



私も子どもたちも今すぐ100点満点のAllyにはなれそうにもありません。ただ、講演を聞いたことでスタートラインに立てた気がします。何も知らなさすぎる自分から少しずつサヨナラしていきたいと思いました。それに、LGBTと同じようにマイノリティであるがゆえの悩みを抱える人たちは他にもたくさんいますし、知る努力をしていかなくては…と思いました。


講演の最後に、覚えて帰って欲しいと言われたことがあります。


カミングアウトされたときの言葉
1.さいごまでしっかりはなしをきく。
2.セクシャリティをきめつけない。
3.「はなしてくれてありがとう」とつたえる。
4.「どんなことでこまっているのか?」きいてあげる。
 「だれかにはなしているのか」「だれにはなしてもいいのか」かくにんしておく。
5.LGBTのだんたいにつないであげたり、えほんやほんをつたえてあげる。




どんな悩み事とも共通する点もありますよね。
子どもたちから何か大事な話を聞くときには、このアドバイスを思い出したいと思います。