こちらのブログが初めての方、ご訪問いただきありがとうございます!
「映画のタイトル+解説(感想)」で検索してくださってこちらにいらっしゃった方には大変申し訳ないんですが、できれば第1回目の記事をご覧いただいて、私の自己紹介と本ブログの趣旨をご理解いただければと思います。
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[あらすじ]
・シリーズ14年ぶりの新作として2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった「ジュラシック・ワールド」の続編。前作でハイブリッド恐竜のインドミナス・レックスとT-REXが激闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有したイスラ・ヌブラル島に、火山の大噴火の兆候が表れ、恐竜たちの生死を自然に委ねるか、あるいは危険を冒してでも救い出すか、人間たちは判断を迫られていた。そんな中、恐竜行動学のエキスパートのオーウェンはテーマパークの運営責任者だったクレアとともに、恐竜たちを救うべく行動を開始するが、その矢先に島の火山で大噴火が発生する。恐竜と心を通わせるオーウェンを演じるクリス・プラット、クレア役のブラウス・ダラス・ハワードらメインキャストが続投。監督は前作のコリン・トレボロウに代わり、「永遠のこどもたち」「インポッシブル」などで注目されたスペインの出身のJ・A・バヨナが新たに務める。
[監督・キャスト]
監督はフアン・アントニオ・バヨナさん
スペイン出身お監督で、ギレルモ・デル・トロ制作の「永遠の子供たち」で監督デビュー。デル・トロと仲が良いからなのかわかりませんが、2017年には「怪物はささやく」という怪物映画も作っており、そして「ジュラシック・ワールド2」の監督に抜擢された、と。
どんだけ順当なストーリーなんだよw 全く羨ましいですよ!
ただ、順当といってもまさかジュラシックワールドを撮ることになるとは、監督も思ってなかったでしょう。
ジュラシックワールド1も、コリン・トレボロウ監督が抜擢されましたけども、彼はまだ長編映画1、2本しか撮ってない人ですからねwww どんだけ英断したんだって話ですよ、スピルバーグwww
ジュラシックワールドの監督は、無名の監督がやるような流れになってますよね。。。
ただ、監督は変わってもキャストは変わりません!
主役はおなじみクリス・プラット! 筋肉ムッキムキの体で恐竜と仲良くて正義感が強い、絵を描いたようなヒーロー像です。
アベンジャーズにもガーディアンズオブギャラクシー枠として参加し、ヒーローの道を歩んでおります。
クリス・プラットのヒロインを演じるのはロン・ハワードの娘!!ブライス・ダラス・ハワードさん。結構若く見えるけど、もうアラフォーなんだな。。。とにかく、前作ではハイヒールでジャングルを全速力で走ったのが印象的すぎます笑 あれはCGだと思いますw そうじゃなければ走るセンス高すぎるよwww
はい、監督は変わっても前作と変わらぬキャストでの上映です。前作がリブートにしては非常に面白かっただけに、今回はどうだったでしょうか?
ちなみに、前回は3DIMAXでの鑑賞で、今回は4DXにアップグレード。。
それでは映画の感想でっす!!
[映画の感想]
前作を遥かにしのぐクオリティ!!
単なる夏の娯楽大作にあらず!!! 綿密な脚本、CGと現実の境が分からない映像美、どれを取っても宇宙最強クラスのクオリティ!
恐竜に人権はあるのか? 恐竜を守るにはどうすれば良いのか?
レジェンダリーピクチャーズが手掛ける、完全に恐竜目線で物語が進む、恐竜>>人間の恐竜愛に溢れた映画!! 怪獣好きだからこそ、恐竜も描ける!
恐竜が愛おしく、人間が妬ましい。もう世の中恐竜だけでいいよ!! ケモナー達も大歓喜間違いなし!!
間違いなく4DX史上最高の演出!!
もはや1カット単位で4DXを考えているかのような、大胆かつ緻密な4D体験がここに!!!
断言しておく!4DXじゃないと意味がねぇ!!!! 絶対に4DXで鑑賞して欲しいと思います!!!
[単なる娯楽大作ではない脚本力]
はい、すでに鑑賞を終えたMachinakaです。
前作があまりにも面白くて、今回はどうなるかなぁ?4DXの効果だけ楽しめればいいなぁって思ってたんですけど、前作を遥かにしのぐ大作となっておりました。
こんなにも面白い恐竜映画があっていいのか?
今、そんな思いしかありません。
さすがは怪獣映画に絶大な信頼が置ける、レジェンダリーピクチャーズが作っただけあります。
経営者も含め、怪獣好きの制作チームが作ったからこそ、これまでのノウハウがあるからこそ、恐竜映画も作れたんだと思います。世の中、ただ大きな怪獣が暴れるだけの映画もあるんですよ。
でも、この映画は違う。恐竜に感情があって、恐竜に感情移入できてしまう、恐竜を応援したくなる映画なんです。
そこまで恐竜に肩入れしてしまう理由として、練りに練られた脚本力がまず挙げられます。アクションやCGに焦点が行きがちですが、まずジュラシックワールドは脚本に注目して欲しい。
前作では「最強の恐竜」という誤訳で紹介されてしまった、インドミナスレックスちゃん(♀)を主役に、遺伝子改造で生まれてしまった恐竜の悲劇を描いていました。「インドミナス」の正しい訳し方は、ラテン語由来で「誰も触れられない」って意味ですからね。なんかねぇ、「誰も触れられない」って意味の外国語は、日本だと「最強の」って訳されがちなんですよね。
例えば、フランス映画で有名な「最強のふたり」の原題は、「Intouchables」ですからね。触れられない奴らって意味なんですけど、ちょっと意味を制限しているというか、、、
はい、関係ないことを言ってすみませんw
今作は、インドミナスレックスの悲劇だけでなく、恐竜全体が人間に嫌われ、疎まれ、大変な惨劇になってしまいます。
しかし、恐竜を原題に蘇らせてしまったのは人間以外の何物でもありません。
自分たちで作っておいて、少しでも恐竜が暴れたらポイ!なんて、命を粗末にするのも大概にしろよ! って劇中の人間たちに本当に嫌気がさしてしまうww
恐竜が出現して暴れるのも、きちんと社会的背景がある。遺伝子改造という人間の愚かな行為を描き、理がかなっている。恐竜の再現という非科学的な世界というのを科学的に構築しているからこそ、ジュラシックワールドの「世界観」に違和感なく浸かれるのです。
そんな世界観で描かれるのは、前作でインドミナスレックスが暴走し、観光地としてのジュラシックワールドが崩壊したその後の話を描いています。
そこで描かれるのは、恐竜という「異物」と人間との対峙。人間の恐竜に対する非人道的な扱いと、それに対抗するクリス・プラット御一行とのバトルになっていくのです。
もうね、完全にリブート版「猿の惑星ライジング」みたいな物語になってるんですよww
恐竜と人間の共生に込められた差別と偏見の社会的メッセージ。暴走するテクノロジーへの警鐘。完全に猿の惑星なんですよ!!!!
ただ、猿の惑星ではまさかの猿が英語を習得していくというトンデモ技が出てきましたが、さすがに恐竜が喋れるようにはなっていません。しかし、セリフがない恐竜をアクションや鳴き声だけで感情を伝えていく演出は非常に映画的で、下手な人が作ったら目も当てられない映画になること間違いなしですね。
おそらく、マスコミや他のメディアではアクションが凄い!恐竜が凄い!と騒ぐでしょうが、まずは世界観の構築。脚本力に驚いて欲しいと思います。
とにかく、今作は恐竜目線で見るのが面白いんです。完全に主役は恐竜であり、今後もし続編があるとするならば、さらに人間の立場は低くなること間違いなしです。本当に、ますます猿の惑星みたいになってきたな・・・笑
そして、多くのメディアで既に「前作を超えた」という話がありますが、それは脚本の力だと思っています。
これまでは、「ジュラシックパーク」というアトラクションが恐竜でパニックである、という一種のアトラクション・パニックものというジャンルで描かれてきましたが、今作からは「猿の惑星」と言ったように、人間と恐竜との対峙と共生が描かれている。一枚も二枚も皮を破った作品になってるんです。
恐竜が暴れてパニックになる映画でしょ?って思ってる人、、、、いやいやいや!!! そんなおバカ映画だったらここまで売れてませんよ!!! ストーリーに魅力があるからこそ、人気が出るんですよ!!!
[恐竜って映画の華だよね]
今作ではジュラシック・ワールドに出てきた恐竜たちが数多く登場します。どんな恐竜が出るかは、、、映画を見てからのお楽しみとして、やはりスクリーンで見る恐竜は格別です。
超巨大な恐竜が画面を占領し、鳴き声は振動が伝わるほどの大音量で響く。
今作で面白いのは、前作よりも圧倒的に恐竜VS人間のバトルが増えていることなんですよね。
前作では装備が手薄でうまく戦えなかった人間も、今作では装備を強化し、人員も整え、本当に猿の惑星みたいな肉弾戦が繰り広げられるので、是非とも注目して欲しいと思います。
何より、見てて面白いのは、恐竜愛溢れる脚本のため、完全に恐竜に肩入れしてしまうっていうねww
今回も、ラプトルのような小さな恐竜から、超巨大恐竜まで登場し、まるでライト級からヘビー級までのボクシングを見ているかのようでした!!
そして、これだけは絶対にネタバレできませんけども、、、
今まで見たことない恐竜が出てきます!!! 絶対に見逃すな!!!!
[史上最高の4DX体験。これは、やらせではない。]
今作は4DXでの鑑賞だったんですけども、間違いなく4DXの鑑賞をおすすめします。
最近ですね、4DXの鑑賞記事が急に増えてきて、私が4DXにはまっていることが明白になってきてると思います。
Machinakaは4DXに加担してるんじゃないかって、思う人もいるでしょう。
でもね、これだけ4DXを褒めているのは、やらせじゃないんですよ!! 今回の4DXは、前作にも増してマシマシの4DXが上映するんです。
このおかげで、3D以下の映画では絶対に体験できない映画体験が出来るんです!!!
断言しますよ、今作は4DX以外ありえないです!!!!!
もはややりすぎかと思うほどの水、風、ライト、、数えればキリがないほどの大胆な効果が、ワンカットワンカットごとに緻密に演出されるんですよ。
大胆かつ繊細。
こんな贅沢なことってありますか? まだまだ信じていただけないようなので、ネタバレしない範囲で魅力を書いていきます。
・雨風はもはや現実と同じです
ジュラシックワールドといえば、アマゾンのような自然に囲まれた場所のため、気象の変化が激しい。ジュラシックワールドでは非常に雨と風が多いんですけども、、
シートだけじゃなく、劇場全体に流れる雨と風は、もはやジャングルに入っているかのような臨場感でした。
いや、臨場「感」じゃない。
だって、雨と風が実際に体に当たるんだもんw
雨と風という表現では生ぬるいような、まるで「嵐」のような風がすごいんですよ!!
ちなみに、調べてみるとこの雨風の効果は前作ではできなかったそうで、今作で初めてお披露目する効果らしいです!!
・ライトを当てるタイミングが映画と完全一致
暗闇の中でライトを当てるシーンがあるんですが、スクリーンが眩しくなるタイミングと、4DXのライト効果のタイミングが完全に一致してるんですよ!!
こんなことありえますか!? 映画と完全にシンクロしてるんです。なんとなくライトを当てるんじゃないんです。
・煙の演出と3Dと脅威のシンクロ
今回も劇場を覆うほどのマシマシの煙が流れてくるんですけども、新たな発見がありました!!!
今回は3D上映ということで、人間や恐竜が立体的に見えるんですけども、立体になるのは人間や恐竜がメインで、背景である煙を立体的にはしてないのが普通ですよね?
もちろん、今作も立体的になるのはクリス・プラットだったり恐竜だったりするんです。3Dにおいて、煙は立体的にならない。
でも、4DXによるマシマシの煙が前方から後方に押し寄せることによって、映像的にではなく物理的に煙が立体的になるんですよ!!!!!
感動しますよ、この煙。。。
・恐竜の巨大さを「体感」できる
もちろん4DXの醍醐味はシートの挙動です。巨大な恐竜がユッサユッサと動くたびに、シートがユッサユッサする。
これは前作で感じたことなんですけども、、
今作で改めて凄いと思ったのは、恐竜の「地鳴り」ですね。
シート全体が小刻みに揺れて、ブルブルブルブル・・・ズーーーンって地鳴りが。
音響の重低音とも相まって、地震が起きてるんじゃないかって疑うほどの地響きを体感してください。
そして、地鳴りといえばジュラシックパークの初期に出てきた、コップの中の水が揺れるシーンがあったじゃないですか!?
昔はああいう表現しかできなかったですけども、今作からはもうそんなことしなくていいんです。だって劇場が揺れるから!!!!
ちなみに、今作ではコップの水が揺れるシーンはありません。逆に言うとですね、もう映画のシーンは映像だけで作るものじゃないってことですよ。
4DXがあれば、スクリーンと音響だけに表現を止めなくてもいいんです。コップの水が揺れるシーンがなくなったのも、ひょっとしたら4DXがあるから映像では見せなかったのかもしれません。
最近では、IMAXの普及によって、IMAXのために作られる映画が増えてきました。名匠のクリント・イーストウッドでさえもIMAXを取り入れ、映画館でしか出来ない映像表現をやっています。
しかし、時代は3D、IMAXから4DXに来ています。技術が新しくなるたびに、映画の表現が変わっていきます。
ジュラシックワールドはコップの水シーンをなくし、4DXに地鳴り表現を託した、と考えることもできます。
だから、普通の映画館で見てしまうと、製作者の意図だったり完全な表現が受け取れきれない可能性が大いにあるのです。
今作に関しては、4DXでないと完全に受け取れない表現があるのです。だから、4DXで鑑賞しないと、それは完全な映画の評価じゃないのか? とも思います。
だからこそ、映画好きな人、映画感想に携わる人は是非とも4DXで見て欲しいです。
自宅が映画館の人もいるかもしれないんですけど,4DXこそ映画館でしか体験できない大きな魅力です。映画を、映画館を守るためにも、是非とも4DXで鑑賞して欲しいと思います。
これまで映画は、映画で起こっていることを安全な室内で「見守る」ことしか出来ませんでした。でも、4Dでは見守るだけじゃなくて、体験することができるんです。
映画は新時代へ!新次元へ!!!
デジタル上映では「スターウォーズエピソード1」が、3Dでは「アバター」が、そして4DXでは今作が新次元の映画体験を切り開くエポックメイキング的な作品となることを期待しています!!!
[予習必須]
ネタバレできませんが、今作はジュラシックワールドと非常に近い関係性がある作品です。
それは、映画冒頭から分かります。どんなシーンが最初に映るか、言えませんけども、、、
絶対にジュラシックワールド1を見ておくべきです!!!!
そして、一作目のジュラシックパークも見て欲しいですね。もう、これ以上何も言えない。。でも、あらかじめ見ておくことで楽しめること間違いなしです!!
とりあえず、前作は絶ッッッッッッ対に見るべき!!!
[本編が終わっても絶対に席を立つな!!!]
最後にお願いです!
映画好きならわかるかもしれませんが、エンドロールが始まっても絶対に席を立たないでください!!!
試写会で見た時では、特に注意事項が事前に流れるわけでもないので、気をつけてください!!
エンドロールが流れた後、ある特典があります!!!!!!
本編でも驚きますが、もっと驚くことになると思います!!!
さすがはレジェンダリー・ピクチャーズ、本当にうまいです!!
もういいましたからね!? 絶対にエンドロールが流れても席を立つな!!!
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