からのつづきです。
喉の力みや、苦しい喉締め声の悩みは
①息の流れ
②母音のフォーム
この2つをうまく改善できると
7〜8割の方はその場で喉が楽になることを実感されています♪
前回は息の流れについて
お伝えしていました(^^)
今回は②母音のフォームについて
母音について簡単に説明します。
日本語での母音は
五十音かなの始まりに出てくる
「あいうえお」の5つに分類されています。
五十音かなでは
この5つの母音に子音が加わる事で
音が変化していく仕組みですね。
「かきくけこ」では子音「k」
「さしすせそ」では子音「s」
という具合で続きます。
ではさっそく母音のフォームについて
詳しくやっていきます♪
鏡などで顔を見ながら絵に合わせて
「あ」「え」「い」「お」「う」
の順番に発声してみてください。
このように母音が出しやすくなる顔のフォームがあり
ポイントは顔の表情、アゴの開きにあります。
もちろん喉の筋肉やベロを使って
母音をコントロールすることも可能で
そういった場面もありますが
母音に合わないフォームでの発声は
喉の力みの原因になってしまうのです。
試しにフォームのズレによる
喉の力みを感じてもらう
実験をしてみましょう(^^)
ステップ1
まずは「あ」のフォームを作り「あ」を出します。
☆「あ」フォームのポイント
上アゴを開いていくようなイメージで
人差し指と中指の2本分ほどのスペースを開けます。
唇や頬の力は抜いていただいて大丈夫です。
目線を斜め45℃上に持ち上げるように開くとやりやすくなります。
この時、開いたアゴに息の流れが邪魔されて苦しくならないように注意してください。
このフォームを作れたら
「はぁー」と言うイメージで声を出します。
息も声もスムーズに出ていく感覚があれば
「あ」の母音フォームは成功です♪
スッテプ2
次はわざとフォームをずらして発声してみます。
先程の「あ」のフォームを作ったまま
「う」と言ってみてください。
頭では「う」と発声するつもりが、音がうまく変化せず
無意識にでも「う」へ近づけようと喉の筋肉やベロを使っていることに
気が付いたのではないでしょうか。
極端なシュチュエーションですが
これが喉の力みや喉締め声の原因になります。
「う」を出しやすいフォームは
「ふぅ〜」と軽くロウソクの火を吹き消すような唇を作り発声します。
では「う」を発声してみましょう。
いかがでしょうか。
楽に「う」を発声できたのではないでしょうか。
このように母音フォームと、喉の力みは密接に関係しています。
歌詞の母音と母音フォームを意識して合わせることで
より喉を楽に発声することができます。
喉のパフォーマンス余力を
残しておくことが可能になり
高音域や低音域などの
アクロバティックなコントロール
瞬時に変化する歌詞への対応など
音楽的な表現へ余ったリソースを割く事ができます。
このお得な技を使わない手はないです♪
〜その3〜へつづく
今回は、なぜ母音フォームが
喉の力みや、喉締め声の原因に関係しているのかを
説明しました。
次回は母音ごとのフォームの作り方
クリアが難しいと感じる方も多い
「い」の発声についても
詳しく書いていきたいと思います。
次回もお楽しみに♪
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