5月の下旬に訪問した時のこと。


その日も、


いつものように『ふまねっと運動』を行いました。



『左、右、右、左…』


『左、右、パチン!、右、左…』



最初の頃とは比較にならないほど上達しています


(*^_^*)


『これなら、外出した時も期待できるかな』


思いました。



それから準備をして、いざ出発!



この日はいつもの声かけはせず、


歩行の様子を観察☆


(p_-)


お店に向かう『行き』は下り坂なのですが、


この日はいつもよりスムーズに歩けていました。



お店の前の信号機。


以前は信号が青(緑)になったと同時に


歩き始めると、渡り切る前に『赤』になってしまい、


私が停車している車に


『待ってくだい』の合図をだしていました。



しかし、この日は『赤』になると同時に、


渡り切っていました(^O^)/


思わず、『○○さん、素晴らしいです!』


と、何も知らない周囲が聞いたら、


何が素晴しいのかと思われるかもしれない状況。



いいんです! 周囲の目なんか関係ない(^-^)




買い物を済ませ、帰りは『登り坂』です。



今までは『行き』が良くても『帰り』の登り坂で


歩幅が小さくなったり、息があがっていました。



ところが、この日は違いました。


少し心配になった私は


『ご自分のペースで、休みながら歩きましょう』


と、つい我慢できずに声かけをしました。



『うん…』


そう一言、言い残し再び歩き始めます。



そして遂に、ご自宅に到着!



この日は一言も「歩行についての声かけ」を


しませんでした。



帰り際、私は○○さんに


「今日は、声かけしなくても、

しっかり歩いて行ってこれましたね」


すると、○○さんから一言。


「歩く時、ねっとの運動がベースになっているようだ」



私は本当に嬉しくてたまりませんでした(ToT)/~~~☆



一緒に頑張ってきたことが、


現時点でとりあえずは報われた気がしました。




介護は素晴しい仕事だ。


やりがいのある仕事だ。



色々な介護のセミナー等で言われていることです。


頭ではなく、


心でこの感動を体感している人はどれだけいるでしょう?!




若い皆さん、


介護はいいぞぉ!



仕事がない?



介護はいいぞぉ!







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ふまねっと運動中は歩幅が広がっているのに…、


家での歩行も初めより安定しているのに…、


外へ出るとなぜ歩幅が小さくなるのか…!?



今の状態が、


この利用者の限界なのだろうか…?


正直、悩みました…(@_@;)



ふまねっと運動は元々、


認知機能&歩行機能の10%程度


改善が期待できるといわれています。



しかし、それぞれ10%以上の改善した人を


私は何人も見てきました。


ただし、もちろん個人差はあります…。




話は少し反れますが、


皆さんは、車の免許を取得したばかりの頃、


教習所で習った流れを


『意識』して運転するがあまり、


今より下手だったと思いませんか?


それが回数を重ね、今はある程度、


『無意識』で運転しているはずです。


そして、今の方が楽に安全で上手なはずです。


いかがでしょうか?



わざわざ、


① 『キーを差し込んで』


② 『ブレーキを踏んで』


③、『キーを回す』


…なんてしませんよね(苦笑)


(危険予測や、道路交通法は意識しているはず)



やはり、歩行の反復練習が


もっと必要なのではないか…


ステップの難易度も重要だけれど、


歩数なのではないか…


じゃあ、どれ位をどの期間で…。

色々考えました。




『もっとシンプルにいこう!』


 何だか吹っ切れました(*^_^*)



① 『家の中でも、家の外でも、


ふまねっと運動中と同等の歩行にしたい!』


② 『意識してできる』から『無意識でもできる』へ。



○○さんの


『歩行機能を向上させ、転倒のリスクを激減させる!』


私は自分の中で決断しました。




もちろん、


ご本人に対してのアプローチには配慮しました。



5月に入ってからの、


外出介助(安全確保のための付き添い)時は


『ふまねっと運動の時みたいに!』 (*^_^*)


『歩幅を広げるように、意識して歩いてみましょう!』 (^-^)


『足を上げる意識で歩いてみましょう!』 (^o^)丿


と、声かけをするようにしました。




今は意識しないとできなくても、


いずれは声かけしなくても歩行が


しっかりできるようになることを信じて…。






つづく…。








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『ふまねっと運動』を3月から、


継続して週に一度行っている利用者のお話☆




先週から驚くような変化が…\(◎o◎)/!


『何の変化』かというと、



歩幅記憶力変化です!




サービス内容としては


ふまねっと運動を一時間以内で行い、


その後、天候によって外出介助です。




ふまねっと運動を始めた時は


歩幅が狭く、足も上がっていなかった為、


たびたびネットに引っ掛かったり、


スタートからゴールまでの間にネットのマスが


合わなくなっていました。((+_+))



外出時は歩幅が小さく、


歩数は多いのに時間がかかる為、


ご本人は家に帰って来る頃になると


疲労困憊になっていました…(;一_一)



変化が見え始めたのは、


2ヶ月目に入った頃。



運動中は意識して歩幅を広げていたこともあり


ネットを踏む頻度が減ってきました☆



ステップも、初級レベルから中級レベルを


多少のミスはあっても何とかこなせるようになり、


間違いに気づけば修正も自身でできるまでに。




しかし…外出時はどうしても


歩幅が小さくなってしまいます…(@_@;)




ふまねっと運動を頑張っている時は


しっかり歩幅が広がり、歩行のふらつきが減り、


足も上がっているのに…(+o+)






つづく…。






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