太平洋マスターズのボランティアに本年初めて参加した。近場ではあるが、これまで一度も参加したことがなかった。
開催期間:令和1年11月21日から24日
開催場所:フェニックスカントリークラブ
ユニフォームと帽子
帽子ユニフォーム共に、質は良い方ではあるがユニフォームは有料(3000円)であるため当然かな。Mサイズを購入してサイズ的には合ってはいるが少々袖が短い。
袖が取り外し式になっており、ボランティア時は写真の通りネームタグが入る専用袖に代える。終了時に袖を返却する仕組みだ。
食事:
朝食はおにぎりや弁当で普通の朝食ではある。普通かな。
ただここが良いのは、ギャラリープラザが朝礼会場・説明会場および朝食会場となっていて、写真の通り豚汁が無償で提供されることである。寒い時期なので、温かい豚汁はありがたい。
昼食、の質は低い。お世辞にもおいしいとは言えない。質量ともに悪い部類に仕分けられるものだ。
ボランティア駐車場:
ゴルフ場近隣のギャラリーゲート付近に駐車場が設定されている。歩ける距離ではあるが、シャトルバスも運行されている。未舗装の空き地を駐車場にしたところではあるが、雨が降ってもぬかるみは駐車場内は少ないようだ。
ボランティア本部:
カート置き場が本部となっており、舗装はされている場所である。会場内であるため、距離もそんなに遠くはない。コーヒーサービスもあるため、本部としての質は良い方である。
ただ、ボランティア数に比べて机な荷物沖の場所は少々狭いように感じる。
ボランティア業務:
ボランティアは、2日間参加した。
1日目はキャリングボード、2日目はホールマーシャル(9番ティー下のクロスウェイ)。
ここのキャリングボードはやるものではない。とにかく重い。また、Totalスコアーと本日のスコアの2つを入れ替えるため業務の煩雑だ。特に1日目は風が強く、まともに保持できる代物ではない。翌年から、キャリングだけにはしないように進言しよう。
ついた組は、上井、WJリー、池村の組である。上井は前半6オーバーで棄権した。
事件は16番ホールで起きた。グリーンオーバーしたボールがフェンスについた。人工物であるため当然救済されると誰もが思ったが、競技委員はOBライン上のフェンスなのでお互貸せないとの判定である。そんなルール聞いたことがない。上井は、グリーンに向かっては打てないため横へ出して、さらに悪い状況から反対へグリーンオーバーとダブルボギーをたたいて切れた。
2日目のホールマーシャル、9番ティーグランド下のクロスウェイで誰も通らない場所に加えて、ティーより低地になっているため何も見えない場所であった。
人の配置の必要もないし、何よりやっていてつまらない(何も見えない)。
そこで、ここはボランティアリーダー性をとっており、ホールマーシャルもホールリーダーがいるため、進言してヒトの配置がない、9番ティーと8番グリーンのマーシャルをすることにした。これで少々ましになった。
また、キャリングボードとスコアラーは、キャディーと同じ専用のつなぎを着ての業務となる。更衣室があるから着替えは問題ないが、荷物置き場が少ないため着替えたものを置く場所の確保が必要だ。
どこの大会でもそうだが、常連さんが場所取りをするので、之にはいつもへきえきとする。
参加した2日間は、初日は風が吹いたが天気も悪くなく寒さもそれほどではなかった。
大会は、初日宮里優作、2日目正岡と中堅選手が先行したが、3日目以降は、ノリスとアマチュアの金谷の一騎打ちとなった。石川遼は調子が悪く予選落ちをしてしまったため、ギャラリーの集客には逆効果の状況にはあったが、金谷が踏ん張って優勝を勝ち取った。
若手中堅の日本人選手のふがいなさをファンはどう見るだろうか?挨拶一つできない選手が多く、社会人としての自覚が希薄で、ゴルフでも目立った活躍なパフォーマンスが示せない選手ばかりが目立つようになった。ギャラリーを呼べるのは、石川遼ただ一人で、これ以外に外国人選手とアマチュアという状況になってきた。日本の男子ゴルフツアーの先行きは全く明るくない。
当のプロたちにこの危機感はあるのだろうか?私が見る限り、このような危機感を持っているプロは、石川選手を除いて皆無であるように感じる。
少なくとも大会会場に足を踏み入れたら、身内だけで固まらずに大会を盛り上げてくれているギャラリーや運営スタッフに感謝に気持ちをもってサービスする意識を強く持ってもらいたい。
今どきのプロは、何を勘違いしているのか、皆がやさしく扱うので自分が偉くなっているように錯覚しているようだ。
トピックス:
この大会の運営側が初日の夜に主催するボランティア懇親会は素晴らしい。
クラブハウス内で開催し、美味しい料理がたくさん並ぶ。また、プロも挨拶に駆け付けるし、抽選会もある。ボランティアはこれを目当てにきているようである。従って、初日のボランティア希望者は多い。
プロが挨拶するが、口ではボランティアのおかげと言ってはくれている。
しかし何より、ゴルフ場スタッフが気持ちのこもったおもてなしをしてくれるので、大変気持ちが良い。
この懇親会には、毎年参加したいと思う。
ボランティアコンペ:
12月23、24日にボランティア懇親コンペが開催される。毎年多くのボランティアが参加するようであるが、昨年は雨で多くのキャンセル者が出たようだ。雨でプレーは誰もしたいとは思わない。特に高齢者が多いのでなおさらだ。そのため、今年からはキャンセル料を取るといっている。
何だか、だんだん本末転倒の様相を呈してきたようだ。
いずれにしても、ボランティアへの待遇の低下は年々厳しさを増すように感じる次第である。
以上









