かつて竹は食料として素材として、特に農村の生活に欠かせないものだったのに、プラスチックが普及してからは使われなくなり、竹を活かす文化そのものが衰退してしまいました。
人の手を経た美しい日常の道具がもっと身近になることを願い活動する団体が、少しずつ増えているように思います。竹音さんを中心とした竹細工部のみなさんが、作品の販売とカゴ編みの実演を行います。活動に興味を持たれた方は、入部して一緒に活動してみては？
以下竹音さんの自己紹介です。
「日常使いの竹細工を中心に製作販売している竹音こと戸崎祐治と各地で本格的に竹細工を学ぶ「竹細工部」の部員たちとの共同出品となります。
生活の中に竹を、そして自分で作り出す楽しみを知れば無限の可能性がひろがります。
竹細工部は関東各県10カ所で活動中です。
お近くの部活にぜひ見学、ご参加ください。」
写真の中央奥の作品は、私が自宅で使っているものと同型です。経年変化により青みが抜け、良い色になってきました。雑多なものをちょっと入れておいても、目になじむ感じが気に入っています。竹音さんの作品は民芸調になり過ぎず、現代的な部屋にも自然に置けるデザインです。