何年か前の「パーソル」のコマーシャルで、マリーンズOBの里崎智也氏が出ているものを覚えていらっしゃる方向けという極めてニッチな話題から入りたいと思います。マリンビジョンでも結構放映されていたものです。
放送席で解説するのは里崎智也。そして普通のスーツ姿の女性が外野に打球をかっとばし、いろいろな働く人たちが打球を追い、そして中継プレーに入り、打者走者である女性は果敢に三塁へスライディングします。
「セーフ!」
ジャッジしたのは、マスクを外した球審でした。
当時はこの場面に何の違和感も感じませんでしたが、最近ふと思ったのです。
なぜ三塁ベースで球審?
三塁審はどこへ行った?
実はこれ、正しいのです。
ランナーがいない場面でのセンター方向の打球を追い、外野手が捕球したかどうかを見るのは二塁審。すると、二塁が空いてしまいます。仮にツーベースのクロスプレーになったら困りますのでそれは誰が見るかというと、三塁審が三塁から二塁へやってきてカバーします。するとやはり三塁が空く…
そこで球審が三塁に上がるというものです(空いたホームを見るのは、打者走者の一塁触塁を確認した後の一塁審)。
少年野球の審判をやるようになって知ったことなのですが、審判が時計回りで動くので「クロックワイズ」(略して「クロック」)と言います。ナゴヤドームに電車で遠征した人なら分かるかもしれませんが、名古屋の地下鉄名城線で久屋大通からナゴヤドーム前矢田へ向かうのが「クロックワイズ」、逆に金山へ向かうのが反時計回りの「カウンタークロックワイズ」と言うのと同じです。
前置きが長くなりましたが、昨日の少年野球の練習、私はいわゆる「下半身のコンディション不良」(一度言ってみたかった!)で見学しました。しかし実戦形式の打撃練習で大人の審判を付けるというので、このクロックワイズの確認を行いました。審判も、日々勉強です。
プロ野球?
日曜日は少年野球の練習なので見ていません。
結果?
さあ。
…。