19歳 | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 仕事の後、息子のスイミングスクールの付き添いをしました。進級テストを見届ける傍ら、マリーンズは早々に先制点を許していることを確認してしまいます。西武のルーキー渡部聖弥(顔の雰囲気が元楽天のウィーラーに似ていると密かに思っています)にいきなりのソロホームランを食らっていました。

 

 それだけに、帰宅後にテレビを点けた時には驚愕しました。なんとマリーンズがすでに9点も取っていたのですから。これまでの貧打線は何だったのだ、と。

 ヒーローの一人は2年目の寺地でした。貴重な3ランホームランをかっとばしていたそうです。寺地は言います。

 

「まだ19歳なので…」

 

 とんでもない19歳です。

 私だけでなく、「自分が19歳の時、何していただろうか」と思ったに違いありません。きっと。

 少なくとも、プロ野球チームで「5番・捕手」を務めてはいなかったのではないかと思います。ちなみに私の19歳はあっという間に過ぎ去っていく浪人生活でした。そしてポストに投函された「国民年金の支払いが始まりますよ」というバースデーカードで終わりを告げた19歳。

 1日は24時間。1年は365日と、地球の自転と公転によりしっかりと決められているにもかかわらずその過ぎ去り方の感じ方や疎密感は人によってまちまちであるものです。寺地の19歳は、あっという間なのでしょうか。でも、日々充実した19歳なのだと思います。その寺地の19歳は今年の8月19日に終わるようです。きっと実家に国民年金のお知らせが届くことでしょう(今もそうなのかしら)。

 マリーンズは5月に入って初の連勝だそうです。

 

 もう23日ではあるのですけれども。