また、お会いできますでしょうか | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

早くもマリンスタジアムの2023年シーズンが終わりました。2100試合アナウンスという前人未踏の記録を打ち立てた谷保さんのラストデイでもありました。

マリーンズ、勝利で華を添えることができませんでした。満員の大事な試合に案外勝てないチームなのは百も承知でしたが、今年は勝ってほしかったです。

シーズン最終戦セレモニーでグラウンドを一周する選手にあまり笑顔が見られなかったように思えました。勝ってクライマックスシリーズ進出を決められなかったというのもあったかと思うのですが、個人的にはもっと笑ってくれてもよかったと思います。勝つこともあれば負けることもあるのが野球ですから。野球も、「負けてへらへら笑っている場合か!」などと言う文化は改めたほうがいいと思います。ファンとしても「応援した見返り」的なものを求める文化にそろそろ違和感を感じてもいいのではないでしょうか。

 

そんなことを思いました。

 

ただ、いいセレモニーだったと思います。最後のアナウンスを終えた谷保さんを労うために吉井監督、益田、中村奨吾の両選手が花束を渡す場面、そして記念写真を撮る場面。カメラの入った放送席で最後のアナウンスを終えた瞬間の谷保さんを観て、泣きそうになりました。すばらしい場内アナウンサーでした。

 

さて、谷保さんラストマッチとなったわけですが、実はマリンスタジアムでのクライマックスシリーズ開催については現時点(21時30分)ではまだ一縷の望みが残っています。完全に他力本願ですが、「今仙台でやっている試合に楽天がサヨナラ勝ちを収めて(もしくは引き分けでもいいのかな?)月曜日にはオリックスに山本由伸に君臨してもらってソフトバンクが負けて、マリーンズはもちろん勝つ」という異常に長ったらしいシナリオが実現した場合には、マリン開催です。今やっている試合にソフトバンクが勝った場合は、その時点でマリン開催なし、ということになると思います。

 

日本シリーズに関しては、クライマックスシリーズを突破しなければなりません。吉井監督が言った「また谷保さんの声を」と言っていたのは日本シリーズのことだと思います。ただその前にクライマックスシリーズに進出しなければいけません。いずれにしても、月曜日の仙台はマリーンズは勝たねばなりません。

 

谷保さんに、またお会いできますでしょうか。