ライトポールには一羽の鴎、ではなく烏。そこには不穏な空気が垂れ込めます。
そう。
8回の表。
前日、フォノが大炎上してしまいマリーンズは逆転負けを食いました。そのフォノは、もうここにはいません。ああ…
この日もマリーンズにとって課題である「8回」が訪れてしまいます。「魔の8回」は、twitterでトレンド入りしました。
ところが、その8回に「ゼロ」を刻んだのです。
その男、唐川侑己。
ただ…フォアボールなどで満塁にしており、どきどき感はしっかりプレゼントしてくれたことは触れておきたいと思います。
その8回を乗り越えた安堵感たるや!
◇◆◇◆◇◆
実に数年ぶりのライトでした。本当に、久しぶりでした。我が子にとっても、わずか2度目ではなかっただろうか。
かつてはかなりの頻度で通ったライト。
「じょおおおおおにぃいい!」と号泣しまくって引退する黒木知宏を見送ったあの日の女性。
ジェット風船を拾ってくれたその姿に感銘を受けて拍手を送ったら手を挙げて応えてくれたあの日のホルベルト・カブレラ。
インプレー中にもかかわらずファンと交流しまくっていたあの日のディオニス・セサル。
全てが、懐かしいです。
(本当のところ、内野のチケットがあまりにもお高いので外野にしてみた、というのが本当のところですが)
まさに、マーティン祭りでした。
初回にドーン。
3回にもドーン。全く同じ写真に見えますが時系列は合っています。
まさか二度も“Yes Martin!”となるとは!
初回のそれは一瞬にしてライトスタンドに吸い込まれました。こちらにホームランボールがやってくる感覚が実に懐かしかったです。
3回のそれはもう少しセンター寄りで、滞空時間もこちらのほうが長かったです。実に綺麗な放物線でした。
おお、これぞベースボール。
この日のランチは「選手の台所」で3日間限定で発売されたブラックブラックカレーでした。隠し味に黒糖とココアが入っており、実に不思議なお味でした。
ただやはり素晴らしかったのは先発の美馬。ホーム初登板だったのですがよりによってBLACKBLACKデーなので、未だにこのユニフォーム以外に袖を通していない美馬です。
見事、今季初勝利! 本当に良かったです。
そして我が家にとっても今季初白星です。
この日はその他にも山口に2点タイムリーが出たり、最後は益田がゼロに抑えてくれるなどで、実によかったです。こういう試合はなかなか観られないかもしれませんが、たまにはないと心が折れまくります。負けることもあるのが野球ですが、勝つこともあるのです。
◆◇◆◇◆◇
4月25日は「謎の音楽祭」です。実に謎のイベントです。
そしてこの日のデーゲームだけ、なぜか謎の13時開始です。まさか、これのためだけに13時開始なのでしょうか。
ところで…
あなたは本当に、あなたなのでしょうか?
我々はその答えを知る日がくるのでしょうか?