この映画、ずっと気になっていました。町田に住んでいた頃でした。近くのTSUTAYAで本作のパッケージを見た際に借りようと思ったのですが借りずじまいだったのです。ところが先日の幕張のTSUTAYAで我が子がこれを見つけてしまいました。
およそ10年越しでの鑑賞となります。
ただのオカマ映画ではありませんでした。そこには、人間が描かれていました。しかも、とびっきり明るく。
この明るさが、実に清々しくてよかったです。
周囲の偏見と戦いながらバレーボールチームで活躍する「鋼鉄の淑女」たちが、実にいいです。そして彼女(?)たちを束ねる「おなべ」の女性監督が、これまた最高でした。
「人間として勝っているのはどちらでしょうか?」
オカマチームを排除しようとする大会委員長に対して冷静に言い返すリーダーでした。
「ふつう」とは何だ? と最近考え続けています。
いろんな人がいるのが「ふつう」であると思います。
初めてのタイ映画でした。なお本作、続編もあるそうです。
海外旅行もままならない今、いろいろな国の映画を観るのも素敵な体験です。