栃木を去る | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

北関東シリーズは続きます。

 

アルバラデホが巨人軍の抑えを務めていた時のことだったと思います。2011年6月(「アルバラデホ」で検索して判明)、マリーンズ対巨人軍との交流戦でした。この試合は1-2のビハインドで迎えた9回表にルーキー伊志嶺(現いろいろコーチ)の逆転2ランでマリーンズが勝利を収めたのですが、やはり記憶に残るのは、センター岡田幸文の守備でした。後年、阿部慎之助も「あれはやられたね…」と振り返るものでした。

 

「岡田!岡田!また岡田だ!」

 

実況も叫びます。岡田が、好守を3つも見せたのです。見せたというよりかは、もう「魅せた」というレベルです。これは捕れないだろうというヒット性の飛球に対して快足を飛ばし、果敢に飛び込んでこれをキャッチしてしまうのです。この試合で巨人軍は、ヒット3本を損します。

岡田は引退し、昨年から独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスの守備走塁コーチを務めています。たしかマリーンズ球団からの「出向」のような扱いだったと記憶しています。私も今年9月、ようやく元気な岡田コーチを見ることができました。

 

まさかこれが最後になるとは…

 

いやぁ、びっくりしました。一昨日、でしたか。楽天が発表したコーチ人事の中になんと岡田氏が「一軍外野守備走塁コーチ」としてエントリーされていたのです。突然で、驚きました。ただ、栃木球団の退団はこの時点で(今もか?)発表されていないのですよね。会社の人事異動でも異動先と異動元でしっかり連携してようやく公然と引き継ぎや挨拶などをするものですが…(なお私は異動先に挨拶した際に「君だれ?え、そうなの?」となったことが何度かあります)

 

いずれにしても岡田氏は故郷・栃木を去り、仙台へ赴くことになります。そしてマリーンズにとっては敵チームとなります。ただ、一軍のコーチです。これは実に素晴らしいポストだと思います。きっと、田中和基や小郷といった若手の守備力は上がることでしょう。

そしてオコエくんも、蘇ってくるのでしょうか。

 

岡田氏、マリーンズに戻ってくるものと思っていたばかりに、かなり驚いております。

 

さあ、今日からCSです。