4敗はすべてカモメ | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 日本ハムの昨日の先発投手の上沢には実に気の毒な結果ではあるのですが、上沢の7勝4敗、その4敗はすべてマリーンズ戦だったそうです(『プロ野球ニュース』で知りました)。

 これには驚きました。そんなことがあるとは…

 千葉の子なのに…

 

 今年の上沢にとってのマリーンズの天敵は、一人はマーティン、そしてもう一人は…角中なのだそうです。ともに対戦打率は4割超えです。マーティンに関しては知っていましたが、角中まで上沢との相性がよかったとは意外でした。なおこの試合は開始早々、その角中のタイムリーで幸先よく先制しています。マーティンこそ抑えられましたが、上沢から序盤に取った3点が実に大きかったです。

 しかし最後は少し肝を冷やしました。9回表にマーティンが秋吉からホームランを放って2点リードで迎えた9回裏の日本ハムの攻撃で、益田が連打を浴びて1点差となった場面です。大田を仕留めて二死一、二塁となったところで迎えた王柏融との対戦…打球はやや緩いかもしれなかったのですが変な抜け方をしてもしかしたら二塁ランナーが還ってきてしまうのではないかと思ってしまったのです。これは打ち取ったであろうという打球がなぜか内野を抜け、打球の緩さが災いして二塁ランナーが一気に生還してしまうという悲劇が多いというイメージがここ札幌にはあるからです。

 

 ところがこれを、ファースト井上が反応よくキャッチし、なんとかゲームセットにこぎつけました。『プロ野球ニュース』の「今日のファインプレー」にすら取り上げられない普通の守備だったかもしれませんが、けっこう大きいプレーだったと思います。ゴールデングラブ賞のライバルはおそらく西武の山川だと思いますが(中田翔もあるのかな?)、ぜひとも獲ってほしいです。「ファースト井上」の守備は、実は堅いです。

 

 今週は「在宅勤務ウィーク」です。したがってお昼休みには鎌ヶ谷のファーム公式戦を堪能できます。しかしまぁ、解説の人がえらくしゃべります。里崎よりもしゃべります。一体誰なんだろうと調べてみたら、かつてカープの正捕手だった西山秀二氏でした。こんなにしゃべるイメージが全くなかったので、実に意外でした。その西山氏が心配しているのが、平沢大河です。マリーンズファンであればみんな知っているように、今年の平沢はかなり苦しんでいます。ファームでもなかなか結果が出ず、打率も1割台。とても一軍に呼ばれる状態ではないのです。その平沢に対し、西山氏は実に愛のある苦言を呈し続けます。「ふてくされている場合ではない」「練習するしかない」…ごもっともです。そして平沢が「気のない」三振をしてしまった後、次打者の細谷の場面になったにも関わらず西山氏の「平沢評」はずっと続きます。

 平沢、なんとか台頭してほしいです。もうこれは、祈るのみです。