「赤ヘルニュース」のように | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

重松清さんの『赤ヘル1975』という作品は、1975年のカープ愛溢れる中学生たちの物語です。その中の登場人物の一人(3番手くらいの登場人物なので名前は忘れてしまった…)が、教室に「赤ヘルニュース」というものを貼り出すのです。この子はスポーツ新聞記者志望の割には漢字がかなり苦手で、それはもう誤字だらけなのですが、内容はカープ愛満載なのです。当時の主力であった山本浩司選手、衣笠祥雄選手、それから外木場義郎投手が登場します。開幕前のシーズン予想は、今では安仁屋荘八氏の「足したら100勝を超える」予想が有名ですが、彼は…打率を足します。
「きょういの、12割打線」
みたいな感じだったと思います(笑)。

2020年。きっと安仁屋氏が今年も大瀬良投手に20勝させて、森下投手もきっと大勝ち!そして「ジョンソン&ジョンソン」で30勝、床田投手もいて野村投手も復活して…などで「100勝はゆうに超えるね!」と予想するであろう開幕直前。
と、なるはずでした。ところが、開幕は延期。メジャーも延期で、センバツは中止。「現実とは思えない状況」(本日の朝日新聞曰く)であります。朝日新聞には毎年恒例の開幕直前特集として、12球団の選手名鑑が載ります(これ、たぶん60年近くやっているんじゃなかろうか=未検証)。ところが、開幕はだいぶ先。日程も「一部日程」のことわりがありました。
1ヶ月ほど前、この時期のブログも「開幕直前編」として4日ほど書き、3月21日には北九州のホテルから福岡の開幕戦ブログを書くつもりでした。しかし、言っても詮なきことか。

まだ来ぬ開幕まで、「赤ヘルニュース」のような、野球愛をほとぱしらせるようなものが書けるかどうかは、ちょっとした挑戦です。

45年後の「赤ヘルニュース」…の、千葉ロッテ版。

オギタカとW福田で、10割を超えます。なんてね。