先日、九段下で東西線に乗り換えましたが、実に大変でした。
九段下駅は東西線、半蔵門線、都営新宿線が走る駅です。そして半蔵門線と都営新宿線の乗り換えは、かなり楽です。
東西線だけ、面倒なのです。とくに、階段を使えない場合。
「階段を使わずに東西線に乗るにはどうしたらいいですか」と、駅員さんに訊きます。きっとよく訊かれることなのでしょう、駅員氏はよどみなく答えます。しかも地図に手書きで矢印を引いた案内図を使って。
要は、一度外へ出なければならないようです。都内の地下鉄ではそんなこと日常茶飯事なので、もう驚きません。本当にこの国でパラリンピックが行われるのだろうか、とは思いますが。
外に出て、驚きます。なんと、坂!!!!
「この坂もまた、実に走りたい坂である」
吹越満さんのナレーションが思い浮かぶくらいの、坂です。関東大震災直後の帝都復興計画によって傾斜がだいぶ緩やかになったとのことですが、けっこうな勾配でした。靖国通りを車で走ることは多々あるのですが、このあたりを歩くことはなかなかありません。せいぜい、武道館へ行くときくらいです。
さらに、駅員に教えてもらったエレベーターの入口が、全く見つからない・・・路頭に迷います。
結局、スマホを駆使して見つけました。なんと、坂沿いに建つビルの敷地に入り、坂の下に潜る細い歩道を通ってやっとみつけました。
ドラクエの隠し祠のような入口でした。
恐るべし、九段下。