ショッキングな前夜の敗戦から半日、再びマリンスタジアム。
「勝ち越しホームラン」「同点ホームラン」というのはよく観たことはありますし、前夜も観たのは清田の「同点ホームラン」にデスパイネの「勝ち越しホームラン」(・・・に、松田の「ダメ押しホームラン」)。
しかし意外にも「逆転ホームラン」というのは、あまり観たことがないかもしれません。
それが、出ました。
ホークスの先発は千葉出身のサブマリン、高橋礼。昨日の千賀もそうでしたが、2日続けて5勝0敗の投手をぶつけてくるなんて・・・と思ってしまいました。しかし初回、2回とマリーンズは先制することができました(立て続けに二、三塁のチャンスを流したのは気になりましたが)。
しかし6回、か。ミスが絡んで逆転を許して2-3。尻上がりに調子を上げていく高橋礼相手に、これは厳しい・・・と感じていた7回裏でした。
ホークス、なんと清田を迎えていたところで高橋礼を代えます。たしかに球数は嵩んでいたかもしれません。しかし清田は高橋礼に対してここまで3打数無安打。しかも前の打席は一死満塁という千載一遇のチャンスで併殺という最悪の結果でした。結果から見れば、謎采配。
清田、代わった松田遼から特大のホームラン。これが、逆転の2ランアーチとなったのです。
見事でした。
しかし連日最終回で打たれての敗戦を喫しているマリーンズ。この展開でどうするか。
まず、8回裏に打席の回ってきた吉田には代打が出されます。
そして9回表、リリーフカーに乗ってやってきたのは、背番号52ではありませんでした。まあ、さすがにそうでしょう。
背番号「29」、西野でした。
最後は「卍」締め。この日の球審敷田直人、キレッキレの「卍」で締めてくれました。
かつて幕張のクローザーを務めた西野が、チームの窮地を救う見事なクロージング。
「ホッ」とした、勝利でした。
そしてここまで全く触れられませんでしたが、東條がプロ初勝利。こちらも、よかったですね。