今年初めての六大学野球は早稲田対明治。土曜日の第一試合はエース対決か、明治が主将の「10」番を付ける森下投手、早稲田はかつての木更津総合のエース、早川投手。序盤は素晴らしい投手戦でしたが、私が我が子のトイレに付き合っている間に試合は動き(笑)、『神風』の勇壮なメロディに乗せて明治打線が大爆発。
早川投手に、降板が告げられます。三塁側ベンチから、監督が。
2009年の引退試合以来、10年振りに小宮山悟氏を見ました。何と今年から、早稲田大学の監督となり、臙脂色に染まります。
学生と一緒に野球をするコミさんがなかなか想像できません。ただ報道を伝え聞くに、なかなか厳しい姿勢のようです。
試合は最終回に早稲田・加藤主将の2ランホームランが出るも7-3で7明治の勝利。試合終了後、ベンチから出た小宮山監督は、深々とグラウンドとスタンドに向かってそれぞれ一礼します。
公式戦初黒星だったそうです。
プロではないアマチュア野球で、学生野球における「野球道」を歩む小宮山悟氏に、今後とも注目です。もしかしたら野球というものには、プロを観すぎている私たちが気づかぬ、また一つ異なる魅力があるかもしれません。
なおこの日の六大学野球ですが途中雨が降ったりしたので時折外野スタンドの通路に避難していたのですが・・・スワローズの選手が普通に一般人の中を通り過ぎていくさまにびっくりしました。いきなり青木宣親に遭った時は、まさかOBとして見に来たのかとさえ思いました。そして有名どころは大抵通り過ぎ、我が子に「きっとバレンティンも来るね」と言ったら、なぜか我が子は怯えます(笑)。
そして。
本当にバレンティンが来ます。
・・・近くで生で見ると、普通の人でした。