それを我が家では、年始にやろうと思いました。
書き初めです。
年頭にあたって、息子に伝えたい漢字を選んで書くのです。もちろん使う筆は森さんのと同じ熊野筆。(なお本当のところは、「命名式」で使った小川和紙が97枚も余っていたからやってみようと思ったのですが(笑))…息子が97歳になるまでできます。私は、どうやら138歳までは生きねばならぬようです。
「書き初め」ですので、それまでは何も書いてはなりません。したがってクレジットカードの署名すら避けました(今の世はサインレスが主流ゆえ避けられたわけでありますが)。年賀状の返事も、非礼極まりないのですが先延ばしにしました。ここまで、手では何も書いていません。そして「初風呂」で身体を清めて臨みます(これも実は1月1日午前1時に入っちゃっているのですが、ここは12月31日でカウントしておきます( ̄□ ̄;)!!強引かしら…)。
そして甲州雨畑硯を出し、墨を擦ります。墨もイオンではなくこだわって買うべきだったかと思いながら…。

今年の漢字、これにしました(最後の画の「はらい」にもう少し思い切りがほしかったかな)。
とにかく望みたいのは「健(すこ)やかであること」。幸いこれまで全く病気を患っておらぬ息子ですが、己の身体を守る術を知らぬ乳幼児ゆえ危険は沢山あります。生後2ヶ月の我が子に願う事はこれのみです。咳込んだり泣き止まなかったりしたらミルクを詰まらせたのではないかと心配し、呼吸が滞りなくできているかを確認してしまいます。そして床に就く際も気になって入眠できない事すらあります。日々、心配。
とにかく健康であってくれ。
切に願うものです。
来年の「書き初め」も、この様式でやりたいと思います。忘れてすっ飛ばさないよう、情熱を保っておきたいと思います。