有川浩(ひろ)さんの『レインツリーの国』まだ読めていません。『図書館戦争』シリーズの次に読もうと思ってはいるのですが。
「グランツリー武蔵小杉」というところで十勝厚切り豚丼なるものを食べてきました。昨年(今年かもしれない)オープンの商業施設「グランツリー武蔵小杉」にあるフードコートでの独り飯。さすがにお昼の家族連れが賑わうショッピングモールでサラリーマンが独りでお食事をするというのは、浮きます(笑)。ただここの「全国ご当地グルメ屋台」はかなり楽しいです。また来たいと思います。
さてさて武蔵小杉です。この街は急成長を遂げています。新しい高層マンションが林立し、居住人口は激増。聞くところによると、全国でも珍しい「小学校が足りない!」という地域だそうです。武蔵小杉は川崎市にあるのですが、川崎劇場のイメージはここにはありません。実に洗練された街です。
当然こんな人口激増の街には、商人も集います。そこでできたのがグランツリー。中核にイトーヨーカドーがあり、その他魅力的なテナントが入居します。私も先日、「アカチャンホンポ」を早速利用しました。
この手のモールはこれまでも多く見てきました。しかし「子の親」になってみると、視点が変わります。まずはキッズフロアを見てしまいます。当然、ベビールームはあります。さらに商業としては「一銭にもならない」遊具コーナーもあります。
ところが「一銭にもならない」と書いたのでですが、ここには「銭になる」遊具コーナーがあります。最近は多いのでしょうか、有料のプレイルーム。30分600円という相場の適性は分かりませんが、かなり親子で賑わっていました。ハイハイする子どもから比較的大きなお子さんまで(小学生くらいか?というか学校は?)。
親として、少し考えてみました。
【利用してみたいか】
…うーん、そうでもないなぁ。一度くらいはやらせてみてもいいかもしれません。ただ、こういう遊び方しかさせられないものでしょうか。かつての子ども(自身含む)はどこで遊んでいたか。むろん、街の公園です。私(都民)の頃は既に土管が3本ある「ドラえもん」的な空地は滅び、自治体が運営していると思われる街角の公園が主な遊び場でした。あるいは、校庭。小学校1年の時にウンテイ(漢字判らん( ̄□ ̄;)!!)から落下して捻挫した思い出のある校庭でしたが、やはり友達との遊びは外の公園なり校庭なりでのものだったはずです。橋の下でへんな雑誌を見つけた記憶はきっと皆さんにもあるでしょう(いや、これはそんなに普遍的な思い出ではないかも)。
ではなぜショッピングモールのプレイルームが賑わうのか。思うに、そういう場(公園なり校庭なり)が使われなくなった(あるいは減った)からではないだろうか。あるとしてもそこは自然の場。衛生上よくないからかもしれません。あるいは他者との関わりが煩わしいからかもしれません。買い物する親御さんが見ているところで遊んでくれればそれはそれで一石二鳥なのかもしれません。
…それは寂しくないか?は古いでしょうか。
子どもにはやはり(たとえ若干不衛生でも)外で遊んでほしいし、「子どもの社会」は公園であって、校庭であったほうがいいと思ってしまいます。そこで培われるコミュニケーション能力というものもきっとあるでしょう。
里山の子どもに憧れたこともある私です。(あ、「里山」とは安美錦ブログに頻繁に登場するお相撲さんのことではありません。ちなみに奥さんも相撲をやっていたという里山の子どもも相撲をやるとか…って、どうでもいい話ですね)
時代はたしかに移ろいます。ただ、そこはやはり「昭和ノスタルジー」と思われてもその良さを知ってもらいたいとも思うわけで。
長くなってしまいましたが結局のところ、遊び場を選ぶのは子どもです。そこに委ねるしかありませんね。
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しかしまぁ、玩具売場をよく見るようになったものです。
子ども以上に、私が楽しんでしまっています(笑)。