
全ての野球好きにお薦めしたい本です。
野球というのは一定のルールにしたがって黒白を決めるゲームです。しかし展開と結末は100試合あれば100試合とも違います。
またそれだけの数だけドラマがあります。しかし共通しているのは一定のルールがあることと、人間がプレーしているということ。生身の人間が。
野球への携わり方は様々です。しかし野球というドラマの前で人は変わります。「野球の神様」という言葉もありますが、その掌の中で人は感じ、動き、翻弄され…
甲子園夏の大会・決勝。その年のそれは延長再試合となり、またまた延長というものでした。誰もコントロールできない展開。まさに熱戦。あらゆるスタイルで野球をやってきた人々が…呑まれます。しかし最後に真理にたどり着いたと言っていいかどうかはわかりませんが、こう感じるのです。
「野球って、面白いじゃないか!」
ちなみに巻末の解説は「栗山英樹(スポーツキャスター)」でした。そこは読んでも読まなくても、とにかく本編が、凄いのです。
多くは述べません。ただ一つだけ。
是非!