○150911 このまま終わってくれるなと願っていた藤岡はこのままでは終わらない | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

(9月11日:QVCマリンフィールド)
●バファローズ
000 001 002=3
○マリーンズ
000 001 03X=4
【勝】内(1勝1敗0S)
【敗】白仁田(2勝2敗0S)
【S】西野(1勝2敗31S)
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(Bs)バリントン-白仁田-小松=伊藤
(M)藤岡-益田-内-西野=吉田
【本塁打】<Bs>T-岡田11号(6回藤岡・ソロ)
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マリーンズ:59勝63敗1分(4位)
対バファローズ:15勝9敗0分

【あらすじ】
マリーンズ・藤岡、バファローズ・バリントンとともに久々の二人が先発します。しかし両軍ともチャンスを作るものの決定打を出せず5回まで0-0。均衡を破ったのは6回表のT-岡田でした。これまで無失点投球を続けていた藤岡からの11号ソロ。しかしマリーンズは直後に福浦の技ありの軽打がタイムリーとなり同点に追いつくと、8回は満塁の好機に鈴木が走者一掃のタイムリー三塁打、勝負ありました。キャプテンの一打で踏みとどまった勝利は大きいですね。

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 凡そ4ヶ月振りの先発だったそうです。藤岡貴裕の久々の先発の序盤はドキドキの満塁のピンチ・・・しかしT-岡田、トニ・ブランコと仕留めて無失点。そして尻上がりに調子を上げてきっちり試合を作ってくれました。とくに秀逸だったのは糸井嘉男の3打席目に三振に打ち取ったシーン。これ迄の2打席はともにヒットを許していた相手でした。しかしここはストライクゾーンの立方体を斜めに横切るエグいコースで空振り三振を奪いました。上手に言えないのがもどかしいのですが、立方体の変なところから入って変なところへ出ていく球(笑)・・・これをしっかり使えたのが大きかったと思います。
 さて藤岡。やはり東洋大学時代から見ているので思い入れもあります。2011年ドラフトにおいて当時の西村徳文監督が「交渉権獲得」の籤を引いた時は茶の間で喜びを爆発させたものです。遠くない将来にこの左腕はきっとエースになってくれるであろう・・・
 そう思い続けて、4年。なかなかプロでは勝たせてもらえません。また大学時代から球数を要しての投球スタイルだったこともあり、これが仇となって制球を乱し、スタミナを切らして打ちこまれること多々。
「もしかしたら藤岡はここで終わってしまうのか」
「ピークは大学だったか」
 いろいろ考えてしまったものです。しかし、やはり「このままで終わってほしくない」と強く願いました。
 T-岡田の一発はちょっと高めに浮いた失投を痛打されたものでこれは非常に勿体無かったのですが、これからの「先発・藤岡」に大いに期待を持たせるものでした。

 なおこの日は会社の飲み会があったためやはりリアルタイムで試合を観られませんでした。したがって連日の「プロ野球ニュース」のみでのチェック。この日のゲームが少なかったお蔭で「zoom up game」(※より詳しく、かつ解説者付きで試合を振り返ってくれる)として紹介されたこの日の対バファローズ戦でした。
 ただ・・・それでもけっこう端折られます。試合はいきなり鈴木大地が走者一掃のタイムリースリーベースを打った8回に飛び、その後はもう9回の西野勇士(久々に打たれてしまいましたね・・・)。したがって、この日の勝利投手は藤岡だと思っていました。

 しっかり益田直也、内竜也の登板は飛ばされていました(笑)。藤岡は6回1失点だったそうです。
 まあよく考えてみれば久々の先発で、かつ初回に一死満塁のピンチを招くなどかなりの球数を使っている藤岡が8回まで投げているわけもなく・・・
 T-岡田弾がなければ続投もあり得たかもしれませんが。

 ただいずれにしてもナイスピッチング! 勿論、次の先発も期待します。

 藤岡貴裕は、このままでは終わりません。