その日、寺嶋寛大は立ち尽くしていました。3月半ばからは二軍・・・一軍でプレーする機会に恵まれないのであればここで多くの経験を積んでほしいと思っていたのですが、やはりファームの実戦には糧となる材料が多く詰まっていました。
打ってはマルチ。打撃では活き活きとした姿を見せてくれました。
しかし暴投やパスボールといったバッテリーエラーはあまりにも多かった・・・しばらくは実戦も積みながら猛練習の日々が続きます。
頑張れ、寛大!
◇◆◇
今年はいっぱいファームを観よう。そう思って・・・
久々に訪れた所沢でした。奥のでっかく面妖な銀嶺は今年から「西武プリンスドーム」となります。2日後には一軍の開幕戦が行われました。
もちろんそこには用事がなかったので、駐車場を突っ切ってこちらへ向かいます。けっこう久しぶりの、西武第二球場。
久しぶりにこっちで観ます。かつて二軍調整中の西武G.G佐藤が「雨雨降れ降れどんどこどんどんどん」という謎の呪術を行っていたのを唖然として眺めた三塁側。
そこらへんで用を足しちゃった西武後藤(後に「ゴメス」として親しまれるなんて想像だにしませんでした)を窘める西武種田仁を見たのもここ。
ギザビジユニのルーキー唐川を初めて見たのもこの球場でした。当時は一軍同様、三塁側がビジターでした。
なんだこの西洋黒魔術のような字体は。。。かなり異彩を放つ西武の新ホームユニを初めて生で見ました。なおこれはこの日の西武先発・ルブラン。フランス系でしょうか。
しかし、こんなに撮影の難易度が高かっただろうか。いきなり苦労します。
ひちょりもこうなります。
ダンディー細谷、辛うじて撮れます。
なお一軍の開幕2日前。マリーンズは福岡でのスタートなのでここにいるメンバーは二軍スタートメンバー。細谷、開幕一軍には入れませんでした。
そして大松・・・。呼ばれる日が来ればいいのですが。
一方西武一軍は本拠地スタートなので、調整を兼ねて若手メンバーはファームの試合に出ます。
おそらく西武史上初のCXちゃん、金子侑司(深い意味はない)。石井一久はノーカウントです。
若き不動産屋、森友哉。
それぞれ試合半ばでブルペンスタッフ(岳野と荒川かな?)と握手を交わしてグラウンドを後にします。
一方マリーンズ。
だいぶ見慣れたぞ、オールドスタイル。伊志嶺翔大。
いつかはきっとチャンスがあるぞチャッド・ハフマン。
骨折前アジャ。うーん、じっくり治してまた戻ってきてほしいですね。
そして先発は南昌輝。
なおこの時点でマリーンズのファームはまだ0勝。いかんせん元気がないのが気になりました。西武のホームグラウンドというのもあるかもしれませんが、西武の守りは本当に賑やかでした。
「わぉーい!」
「じゃあー!」
「とぅわひょー!」
なにを言っているかさっぱりわかりませんでしたが、一塁を守る二年目・山川穂高が本当に元気でした。その絶叫は、三塁側でもばっちり聞こえます。
そしてその山川・・・
元気に先制ソロ! そのパンチ力、初めて目にしてびっくりです。
しかしマリーンズ、3回表。前述の寺嶋の1本目のヒットを挟んで伊志嶺タイムリー。すかさず同点に追いつきます。
しかし西武ルブランが許した得点はこれだけ。7回1失点、おそらく次の登板は一軍でしょう。(と書いてみたものの西武の外国人枠もシビアか)
一方マリーンズ南は5回3失点。たぶん、満足の行く内容ではなかったか。登板を重ねる毎に進化を遂げてほしいと思います。
マリーンズの高卒ルーキー達は途中出場でした。
脇本は代走からの途中出場。
しかし打席ではスリーバント失敗などもあり、ここはこれからみっちり練習したいところです。
ちなみに香月一也も代走出場でした(笑)。
マリーンズ、代走に出ただけでで笑いを取れる選手が多すぎます(しかもその機会がけっこう多い!)。
1-3の8回オモテでした。ルブランが降板したのをいいことにマリーンズは攻めまくります(というか西武二番手・玉村投手があまりにも制球に苦しみました。こちらもこれから、いっぱい練習でしょうね)。
そこでミキリョー、ハラショー。鮮やかタイムリーで逆転します。
いよいよマリーンズ初勝利まで、あと2イニング!
しかし今度は3イニング目のマリーンズ植松が四球から崩れ、犠牲フライで追いつかれ・・・
またまた延長戦。
ライオンズ愛について語る若き獅子たち(文化放送が言いそう)。
パペットマペット(ロッテレビは言わなそう)。
野球って9イニングのスポーツじゃなかったかしらと思いながら、またまた延長10回、延長11回を見ることになります。この時季、夕刻は本当に冷えます。
マリーンズの継投はその後コバアツ。
服部。
矢地と続きます。
そして最後は中後が締め・・・
またしても引き分けに終わります。
ファーム観戦は今年2度目でしたが、2日とも延長戦。本当に野球が好きですねぇ。
なおその後マリーンズはロッテ浦和球場のベイスターズ戦で初勝利を挙げることができました。イースタン連覇の道は苦しいスタートとなりましたが、とくに今年は若い選手の多い年でもあります。苦しい時に一軍を救える若い鴎の台頭を心待ちにしてファームも追いかけてゆきたいと思います。
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