QVCマリンフィールド(67) | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

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仕事が早くはねる木曜日はやっぱり野球です。おお、久しぶりのマリーンズです。とにかく天気が回復してよかったです。


阪神ファンには本当に圧倒されます。午後6時の時点でもうここまでレフトスタンドを黄色く染めるのですから。


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【タイガース・スタメン】
(二)上本博紀
(中)緒方凌介
(遊)鳥谷敬
(一)マウロ・ゴメス
(左)マット・マートン
(三)新井貴浩
(右)今成亮太
(捕)藤井彰人
(投)岩崎優

【マリーンズ・スタメン】
(中)荻野貴司
(二)鈴木大地
(一)井口資仁
(三)今江敏晃
(右)角中勝也
(左)チャッド・ハフマン
(遊)ルイス・クルーズ
(捕)吉田裕太
(投)涌井秀章

初回にいきなりマリーンズが3点!これで「勝った!」はあまりにも早計。これは阪神戦に限った話ではありません。涌井投手、痛恨の5回でした。ゴメス選手、センターのチャンスくんのおうちに飛び込む逆転スリーラン…3-5、悔しい逆転を食らってしまいます。
流れが全くよろしくなく、マリーンズは6回にはかつての鴎戦士・加藤康介投手に抑えられ、「六甲おろし」の7回表も2番手・古谷拓哉投手がピリッとせずに満塁のピンチを背負い、マートン選手は初球を左中間…

終わった…と思いました。
◇◆◇

チャッド・ハフマンという男の守備は、無形の凄みがあります。なんとこれに飛びついて、見事にキャッチ。実は何度も見ているハフマン選手のビッグプレー、間違いなく流れを変えました!!

ハフマン選手の守備で7回表の大ピンチをゼロで凌いだ直後は大チャンス。井口選手と今江選手が代わった安藤優也投手からヒットを連ねての無死二、三塁。ここで角中選手が歩いて表のヒーロー・ハフマン選手のグランドスラムがかなり私の中では見えていたのですが(笑)…



その前に角中選手、いきなりの同点タイムリー!!この日、角中選手は4安打の大活躍でした。
さらに…でした。

ルイス・クルーズにも驚かされます。初めは何が起こったかわかりませんでした。おお、見事な勝ち越し弾!!勝負どころでの劇的アーチはルイス・クルーズの専売特許!!7-5!この時点で7回裏。ここで「勝った!」は早計でもないでしょう。
…阪神戦でなければ、です。マリンの阪神戦、とにかく縺れます。かつては初回に6点とってタイガース鶴直人投手に一死も取らせずに降板させたにも関わらず追い付かれ、何とかフリオ・ズレータ選手のサヨナラ打で勝った試合もありましたし、大量リードの終盤にYFK(薮田安彦・藤田宗一・小林雅英)が揃って打たれて負けた試合もありました。
甲子園に舞台を移しても昨年のマートンがあり、かつては最終回にサブロー選手のキャッチャーファウルフライを狩野恵輔が取れなかった直後にあの藤川球児投手がそのサブロー選手に決勝の三塁打を食らった試合もありました。

これぞ、阪神戦。



7-8、勝ったのは阪神でした。8回表、二死満塁でマリーンズは松永昂大投手を出すと相手も繰り出してきた代打は、新井良太選手。初球がセンター前。飛び込む岡田幸文選手!





白球を緑のグラウンドに転がってしまっているのを見た瞬間、うなだれてしまいました。岡田選手、わずかの差で取り損ねてしまいました。しかし取られた点は…一挙3点。

とんでもないシーソーゲームでしたが、両者の攻防をしっかり楽しめました。たしかに投手はよく打たれましたが、野球というスポーツの面白さと恐ろしさをそれぞれむき出しで示してくれた、見事なゲームでした!!

マリーンズは負けましたが、7、8回の攻防は見ることができて本当によかったと思えるものでした。

勝ち負けのほかにも、この素晴らしい野球から受け取るべきものが我々にはあると思っています。
だから「勝たねば無意味」とは言いません。

(6月12日・QVCマリンフィールド)
○タイガース
000140030=8
●マリーンズ
300000400=7
【勝】安藤優也3勝2敗0S
【敗】カルロス・ロサ1勝2敗0S
【S】呉昇桓1勝2敗15S

【本塁打】
(神)マウロ・ゴメス12号③
(ロ)ルイス・クルーズ6号②

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