やはり前田健太投手は難攻不落であります…
【カープ・スタメン】
(遊)梵英心
(二)菊池涼介
(中)丸佳浩
(一)ブラッド・エルドレッド
(左)ライネル・ロサリオ
(三)小窪哲也
(指)キラ・カアイフエ
(右)廣瀬純
(捕)石原慶幸
【マリーンズ・スタメン】
(左)荻野貴司
(右)角中勝也
(一)井口資仁
(指)サブロー
(三)今江敏晃
(二)根元俊一
(遊)鈴木大地
(捕)金澤岳
(中)加藤翔平
先発・成瀬善久投手はあまりにも打たれ過ぎました。初回にエルドレッド選手は逆方向3ラン、2回に石原選手。石原選手のそれは解説の金本知憲氏ですら「あ、打った…」とびっくりしてしまったレフトへのアーチでした。そして、またまたエルドレッド選手。2本目でした。
カープの得点、全部ホームラン。何せ相手は球界のエース、マエケン。来季はすわメジャーかとも言われている前田選手を見に、マツダスタジアムには多くのMLB関係者が訪れていました。かつてのカープOB、ジョー古河氏もいました。
そのマエケン、終盤になっても衰えないのですが、注目したいのは表情。元来ピッチャーはポーカーフェイスをよしとする風潮がない事もないのですが、マエケンは豊かな表情を持ちます。しかも一球一球、そのクオリティに感想を付すべく。特に印象的だったのは8回のサブロー選手の打席。ボールが2つ先行するマウンドでしたがコースの突きどころや球筋に対して自身の感想を述べているかのようでした。
却って、素晴らしいと思いました。マエケンはどのような展開においても投げる球一つ一つに意味を持たせ、大事に投げているのではないでしょうか。角中選手は全くお手上げでしたがインコースへのストレート2つの後に同じ表情で外寄りのチェンジアップなんか投げられてはもう打つ手もなかろうか。
マエケンが演出家であれば、ボールは役者でしょうか。一つの劇を作ってしまいます。
いずれにしてもマエケン劇団、一人一人の演者の積み重ねが劇全体のクオリティを高めていき、その試合をものにしてしまいます。
◇◆◇
それでもマリーンズ、下位打線が元気でした。なんと7~9番で7安打!金澤選手に至っては3安打猛打賞、ここまで防御率0.00の一岡竜司投手に初めて自責点をつけたのが金澤選手である事は記憶しておくべきでしょう。加藤選手も、いい働きをしました。
彼らには、レギュラーをとって代わるくらいの気概でこれからもプレーしてほしいと思います。

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