Don't forget me!!(5・28マツダスタジアム) | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

 セントラル首位を走るカープと、交流戦首位のマリーンズ。どちらも愛情あるチームだけにやや複雑な心境で見るのかな、と思ったもののすわ始まってみると肩入れして見てしまうのはやはりマリーンズの方でした。ただ・・・


 「どっちも頑張れ~!」


 どうも、無難に運動会の父兄的な感覚に陥ります。しかしそんな無難な父兄にはさせてもらえない試合展開でした。なんだこのドラマは・・・


【マリーンズ・スタメン】

(左)荻野貴司

(遊)鈴木大地

(一)井口資仁

(指)サブロー

(三)今江敏晃

(二)根元俊一

(右)角中勝也

(捕)吉田裕太

(中)加藤翔平


【カープ・スタメン】

(遊)梵英心

(二)菊池涼介

(中)丸佳浩

(一)ブラッド・エルドレッド

(左)ライネル・ロサリオ

(三)小窪哲也

(指)キラ・カアイフエ

(右)廣瀬純

(捕)白濱裕太


 マリーンズ先発はここまで4勝の古谷拓哉投手でしたが、序盤はカープの今季の強さをまざまざと見せつけられるものでした。初回はマリーンズのミスを契機にこの日大暴れすることになる丸選手のタイムリーで早速失点。そして4回にはロサリオ弾、キラ弾・・・さらに古谷投手の大学の先輩に当たる梵選手のタイムリースリーベースが飛び出て0-4。頼みの古谷投手が4回でマウンドを降りてしまいました。そして前日にタイガース相手に完封リレーを食らっているマリーンズ打線はカープのルーキー九里亜蓮投手を打てず、連なるのは「0」。初回はもうちょっと攻めどころがありましたが、なかなか上手くいかないのが野球というものです。5回には内野ゴロで何とか1点、これは久方ぶりの得点でした。

 マリーンズは2番手の木村優太投手がなんとかゼロで紡いでくれ、その間にまたまた内野ゴロで1点を得ます。実はこの「じわじわ」得点・・・


 生きるとは!


 7回裏は無死満塁の大ピンチでしたが上野投手は何とか力を振り絞ってロサリオ選手を三振に仕留め、左が続くところでは松永昂大投手。木村昇吾選手、キラ選手を斬って凌いだのも大きかったです。

 そして直後の8回表、カープは3番手の永川勝浩投手。リードした展開でミコライオ選手不在時のリリーフ陣の締めを担う一岡竜司投手へつなぐ勝利への青写真が敵チームのファンにも見えてしまう展開でした。

 そこで飛び出したのが、根元選手のバックスクリーン弾でした。でもまだ1点差。

 続く角中選手、上手に逆方向。

 さらに金澤岳選手、繋ぎます。相当粘っての「繋ぎ」は、本当に大きなものになりました。


 代打、クレイグ・ブラゼル選手。苦しい2014年でした。今季の布陣ではなかなか満足にゲームに出られず、先日まではファームにいました。もしかしたら2015年のブラゼルは見られないのではないかと不安に思ったファンは私だけではないでしょう。昨日のチャンスも、藤浪晋太郎投手の前にハーフスイングの三振に仕留められており、離脱したルイス・クルーズ選手の無念を晴らすショットをかませなかったのが悔やまれました。


 どデカいアーチはちゃぶ台返し! クレイグ・ブラゼル、ここにあり!!


 最後まで目が離せぬ、見事な6-5でした。やはりカープは強く、簡単には勝たせてくれません。しかしワンチャンスをものにしてのこの勝利は、本当に感動たっぷりの見事な勝利でした!


 影のヒーローは、またまた金澤選手。彼の「繋ぎ」は、勝利を呼びます。そしてこの日は中盤以降の投手陣を見事に導き、逆転の土台を作った点も見逃してはなりません。吉田選手が調子を落とす中、江村直也選手とともにそれぞれの「良さ」を出していって勝利に繋げられている点が本当に好ましいものです。


 素晴らしく、面白いゲームでした!!


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