交流戦。戦前からのわけわからんテンションの高揚はどこから来るか、ちょっと考えてみました。やはりいつものリーグ戦で顔を合わせるチーム以外のチームとの対戦が新鮮。かつ4戦なので、短いスパンで「勝ち越し!」「あぁ、負け越し…」がそれぞれ味わえるわくわく感もあります。
そして、セリーグのチームはDH制を経験し、パリーグにおいては普段打席に入らない投手が打席に立ちます。前者ではDHを入れた作戦を組みますし、後者ではこれまでにないくらいに8番打者のことを真剣に考えるようになるでしょう。
そして今季はパリーグ主催ゲームではDHを採用せず、セリーグ主催ゲームではDHを採用するという、これまでとは逆の試みがなされました。これはトータルが変わらないので「行って来い」かもしれません。したがって選手にとってもファンにとってもあまりインパクトが感じられないかもしれません。
ただ私は、これは本当に素晴らしい試みであると思います。
在京の、比較的どの球場にも行ける「恵まれた」ファンはどちらも現地で見ようと思えば見られますし、遠征もしちゃうファンであればなおさらです。ただ…そんな人ばかりではありません。地元での仕事も大事であってなかなか地元を出られない野球ファンだって多くおります。そこが福岡であれば、普段はDH。
2014年、なんと投手が打席に入る姿が福岡で見られます。DH制のない戦略で戦う、いつもとは違う「我がホークス」が見られるのです。これはきっと新鮮でしょう。
プロ野球が全国に愛されるには、各地の野球好きに目一杯応える視点が必要です。その意味では本当に素晴らしい今回の「DH制逆転」。
在京の「恵まれた」、かつ遠征もしちゃう私を含めたファンには見えづらい側面ゆえ、あえて文字にしてみました。

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