言うまでもなく、昨夜の神宮。ヤクルト対巨人。
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マリーンズの快勝をテレビで見届けた後、「どうも神宮が…」
気になってチャンネルを合わせました。
8回裏、一挙にヤクルトが逆転していました。12球団で8回裏最強なのは間違いなくヤクルトでしょう。巨人は山口鉄也、西村健太朗両投手がからっきしダメで、知らぬ間にヤクルトに移籍していた今浪隆博選手に勝ち越しタイムリーを打たれていました。今浪選手、活躍の場ができて本当に良かったです。
7-6。ヤクルトリードで迎えた9回表は当然クローザーであるカーペンター投手で逃げきろうとするわけですが、こちらも負けずにからっきしダメ。さらに塁が埋まってから登板の久古健太郎投手も押し出し、続く山本哲哉投手も片岡治大選手に逆に勝ち越されてしまうタイムリーを許す始末。
7-8。今度は巨人が逃げ切るべくスコット・マシソン投手。2死。
バレンティン、あなたって人は…
巨人からすれば「マシソン、あなたって人は…」なホームラン球でしたが、ウラディミール・バレンティン選手のアーチは劇的。着弾したレフトのオレンジが静まりかえってしまっていたのが印象的でした。「スコット鉄太朗」総崩れ。
ただ数分後にそのオレンジは沸く事になります。8-8で迎えた延長10回表、阿部慎之助選手、この日2本目のアーチでまたまた勝ち越し。
最後は「今度こそ」で笠原将生投手が何とか抑えて巨人の勝利。なんじゃこの試合は…
延長10回、被弾して負け投手になったルーキー秋吉亮投手は責められません。たしかにこのムードでは放ってはいけない球だったかもしれません。ただそれ以前に9回のリリーバーがちゃんとしていればこうはならなかったのですから。秋吉投手、早くも3敗。頑張れ!
そして勝ち投手、信じられない事にマシソン投手でした。
◇◆◇
終盤にこれだけ覆ると、「展開」としてはかなりのドラマ性があって「おもしれー!!」となるのですが、一役買ったことになる両軍のリリーバーは猛省せねばなりません。あまりにも不用意。とても誉められたものではありません。ヒットと死球で走者を出したものの、笠原投手に関してはまだ良かったというくらいか。
まぁ、それが野球です。ただ技術の巧拙を超えて感じたのは、バレンティン選手の目の醒めるようなアーチ!心を恐ろしく揺さぶる一打でした。

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