昨日はマニアック野球紀行のためマリンへは行かず。なおマニアック野球紀行は空振りに終わっております。詳細は夕刻ブログで。
さてマリーンズ。開幕5連敗で迎えたこのファイターズ戦を2連勝という最高の形で戦い、3戦目はルーキー石川歩投手にバトンを渡す形となります。
【ファイターズ・スタメン】
(中)陽
(二)西川
(指)大谷
(左)中田
(一)ミランダ
(三)小谷野
(右)岡
(捕)大野
(遊)中島
先発投手は「好きなもの:マリーンズ」な武田勝投手。この投手相手に勝った試合、記憶なし。
【マリーンズ・スタメン】
(中)荻野貴
(二)鈴木
(一)井口
(三)今江
(左)角中
(指)井上
(右)清田
(捕)吉田
(遊)クルーズ
先発は上述の通り石川歩投手。もう、素晴らしい投手です!
ただ初回はいきなり陽岱鋼選手にストレートの四球。全くストライクが入らなかったので「んん!?」と思ってしまいます。そして西川遥輝選手が初球をきっちり送って、3番・大谷翔平選手の適時二塁打・・・プロ初の自責点を喫します。ただその後をしっかり抑えて傷口を広げなかったのはさすがでした。
そしてこの日はすぐさまカウンターパンチ。武田勝選手からいきなり点を奪ったのは、鈴木大地選手! フルスイングした打球はマリーンズファンが詰めるライトスタンドでそのまま吸い込まれました。今季1号は、「今年はむしろ左ウェルカム♪」と言わんばかりの鈴木大地をアピールします。
そして2回には清田育宏選手2号! すかさず勝ち越すのです。
さらに4回でした。ここまでヒット2本、しかしいずれもホームランという展開でしたが角中勝也選手がノーマルなヒットで出塁(ノーマルなヒットというのもおかしいのですが(笑))。そして井上晴哉選手でしたがやや力んだか、格好のゲッツーコースとなってしまうサードゴロ。
・・・しかし小谷野栄一選手、なんと悪送球。
そのあとの清田選手の2打席連続弾は、もう驚くことしかできませんでした。テレビの前で、お口あんぐり・・・あの武田勝投手相手にここまで5-1とは!!
しかも石川投手が2回以降はヒットすら許さずスイスイと5回まで投げ、もうルーキーであることすら忘れてしまうような「お、5回まで1点じゃん」でした。申し訳ないのですが「すげー」とも思いませんでした。むしろそれが当然であるような・・・翻せば、それだけ「すげー」という事です。ちょっと矛盾のある表現となってしまいますが。
そして雨で中断。ベンチでは井上選手とお相撲を取る佐藤兼伊知コーチの姿も映りました。しかしそこから守備の指導に入る佐藤コーチ、さすがです。
30分強の中断の後、再開。私はやけにガムをくちゃくちゃする栄村塁審がやや気になりましたが石川投手、そんなの気にせずすいすい。小谷野選手には1本ヒットを放たれますが、それだけ。ピンチも作らず、中田翔選手やホアン・ミランダ選手をばっさばっさ打ち取る姿はもうルーキーのそれではありませんでした。
そして7回には貴重な井口資仁選手のダメ押しアーチ! そして清田選手のタイムリーもあり!
気づいたら石川投手は9回のマウンドにも上がっていました。完投となれば記憶では、京セラの古谷拓哉投手の「ノーノー未遂」以来ではないか?(※昨年の完投数「3」とのことなので、大嶺祐太選手の完封のほかにもう一つあったかもしれません)
見事、完投勝利! 終わってみれば、3安打!
清田選手の5打点も見事ですが、やはり石川投手のピッチング!! 前日の吉原正平投手に続く、プロ初勝利となりました。
ただもう・・・どう考えても、いっぱい勝つでしょうこの方は。贔屓目なしに、新人王の筆頭候補です。京セラの吉田一将投手も好投しましたが森脇浩司監督の非情采配で責任投球回数を満たせなかったようです。ほかにも前日好投のハム・浦野博司投手がどこまで勝つかにもよりますが、投手では文句なしに石川歩なんだぞ、と言わんばかりのピッチングでした。あえて言えば新人王のライバルは、チーム内にいるのかもしれません。
明日からは・・・好調オリックス戦。なんと、6連勝中だそうです。伊東勤監督が「まだまだ負けの方が多い」と言う通り、マリーンズはまだまだ勝ち続けねばなりません。涌井秀章投手、古谷拓哉投手、藤岡貴裕投手にも続いてほしいと思います。
それにしてもルーキーたちの鮮烈な舞台となった3連戦でした。初戦は井上選手初ヒット、2戦目は吉原投手の初勝利、そして昨日は石川投手初勝利!
これが、2014年の千葉ロッテマリーンズ。

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