福薗家の快挙(3・23ボディメーカーコロシアム) | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

春は大関鶴竜が本当に強かったです。14勝1敗、自身初の幕内最高優勝は横綱昇進の条件をしっかりと満たすものでした。朝青龍が全盛の頃のモンゴル人のイメージは朝青龍そのものだったのですが、鶴竜に関しては本当に大人しいイメージ。しかしながらうまい!!

寡黙な努力人は、インタビューにおいても大人しく、むしろNHK刈屋富士雄アナウンサーのテンションの高さが際立ったものです。
きっと、新たな横綱像を作り上げてくれることでしょう。

師匠の井筒親方にとってももちろん初の横綱。元関脇・逆鉾(さかほこ)の井筒親方です。先代は元関脇・鶴ヶ嶺。逆鉾の父でもあります。井筒部屋は大関霧島(現在の陸奥(みちのく)親方)を出したものの横綱はありませんでした。
福薗家(鶴ヶ嶺・逆鉾の本名)にとっても快挙となった「横綱・鶴竜」の誕生、そこに「鶴」の字をしたためる事ができ、前井筒親方も雲の上から喜んでいるのでは。

なお少し古い話ですが、逆鉾には兄と弟がおり、ともに鶴ヶ嶺の井筒部屋に入門して「井筒三兄弟」と言われました。長兄が鶴嶺山(かくれいざん、だったと思う)、こちらは残念ながら出世する事ができませんでした。そして弟が有名な寺尾。元関脇の、元祖イケメン力士でした。今はイケメン親方。
その寺尾の錣山(しころやま)部屋は、十両優勝力士を出しました。十両2枚目、豊真将(ほうましょう)。14勝1敗と圧倒的な優勝でしたが…そもそも十両で取るような力士ではありません(野球で言えばリトルリーグの4番にユーキリスが入るようなものです)。とっとと幕内で活躍しなさいよ。

豊真将を見ていると、歯痒くなるのです。これだけ恵まれた筋骨隆々の人が何で上位で活躍できないのか、と。もったいないのです。怪我もあっての十両陥落でしたが、この十両優勝を見る限りではもう大丈夫そうです。

もうそんなに若くないのだから、5月の両国はやらねばなりません。

千秋楽は、井筒カラーでまとめてみました。触れられませんでしたが遠藤のこの地位での6番は大きな経験となるでしょうし、同い年旭天鵬の未だに強くなっているさまはもう尊敬に値します。また7連勝から怪我で休場となった大砂嵐は、何とか千秋楽で給金。32歳嘉風はなんともスローな新三役確定となる10番。終盤になって一気に盛り上がった大相撲は、5月も間違いなく面白いでしょう。

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