高知市野球場 | 町田ロッテと野球散策

町田ロッテと野球散策

いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

予報ではまず雨だろうという事だった3月2日…遠征で雨に祟られて観光に終始してしまうのは慣れっこではあるのですがやはりそんなものには慣れっこにはなりたくないものです。




P1004505.jpg
ところがどっこい、晴天!!これは本当に嬉しかったです。高知の天気予報が前日にガラッと変わるという奇跡!

P1004506.jpg
オリックス戦なので、この方も迎えてくれました。これまたラッキー。


P1004507.jpg
ああっ、野球日和!!
…しかし思いの外オリックスファンは少なく、応援歌も“SKY”もありませんでした。
日差しが強いと、長袖シャツを捲ってもいいくらいの暖かさでした。

P1004508.jpg
【マリーンズスタメン】
(中)荻野貴
(左)伊志嶺
(遊)クルーズ
(三)今江
(右)角中
(指)ハフマン
(一)細谷
(捕)吉田
(二)鈴木。
P1004512.jpg
先発投手は、ルーキー石川歩投手でした!!「マリーンズの石川」は初めてなので楽しみでした!!

さすがに掛け声は「ふぅ♪ふぅ♪ふぅ♪ふぅ♪」ではありませんでした。

【バファローズスタメン】
(右)鉄平
(二)平野恵
(三)ヘルマン
(一)T-岡田
(指)ベタンコート
(中)坂口
(左)川端
(捕)伊藤
(遊)安達
先発投手は石垣以来の対戦となる松葉貴大投手でした。新戦力のエステバン・ヘルマン選手、試合前にはルイス・クルーズ選手に向かって大声かつ笑顔で話し掛けていました。ヘルマン選手も、笑うのですね。

さて試合。これがまたマリーンズ、序盤から打ちまくり、松葉投手の立ち上がりをしっかり攻めていきます。いきなり先頭打者から驚かされました。荻野貴司選手は幸先良くセンター前にヒットを放つのですが…なんと隙を突いて二塁も陥れてしまうのです。初めて見ました、センター前ツーベース!!そこから松葉投手の牽制悪送球で三塁に進むと伊志嶺翔大選手も出塁、そしてここまで高知で実力を発揮できていなかった「高知ーと」クルーズ選手が、ここぞの左中間ぱっくりツーベース!!マリーンズいきなり先制します。
しかしこの時点でまだノーアウト、そこから今江敏晃選手の内野ゴロで加点すると、この日スタメン指名打者のチャッド・ハフマン選手(かつてマリーンズにいたブライアン・シコースキー選手に似ています)、つまりながらもまたまたタイムリー!この時点でポジションを確約されていない新外国人選手2人がしっかり結果を出した初回は、いきなりの3点リードとなります。
しかしまぁこの日の松葉投手、よろしくなかったです。さすがに左打者はしっかり抑えるのですが打たれたら止まりません。3回には今江選手のスタンディングダブルの後(角中勝也選手かハフマン選手が出塁したが詳細不明(笑))、これまたスタメン起用の細谷圭選手、こちらは2点タイムリーとなるスリーベース!!

もうイケイケマリーンズなのです。

まだ止まりません。オリックスがアレッサンドロ・マエストリ投手にスイッチするやいなや、代わりっ端に荻野貴選手、伊志嶺選手がスコンスコンとツーベース。これまたもちろん追加点となって6-0。
そしてその頃、愛すべき我らの「アジャ」井上晴哉選手114kgがヘルメットを被ってランニングをしているじゃありませんか!!
私の周囲、いろんな意味でそわそわします(笑)。そして私は「ネタでもいいから代走で使ってくんないかな」と思っていました。

…実現しました(笑)。まさかの代走アジャ!

しかし生還はならず。

◇◆◇

攻撃はマリーンズ祭りの序盤でしたが、実は先発の石川投手が踏ん張っていました。初回こそ鉄平選手、ヘルマン選手にヒットを浴びますが終わってみれば4回0封。ストレートが素晴らしいという評判の石川投手ですが私が「おおっ!!」と思ったのは、縦に激しく曲がるカーブ。曲者・平野恵一選手を2打席連続でやっつけたのは、コレなのです。名護でのファイターズ戦でも見ましたが、こんなカーブは全盛期の荻野忠寛選手以来かもしれません。ああ、本当に魅力的な選手です。

P1004513.jpg
鳥も一生懸命応援します。
石川投手の次はルーキーリレーとなる吉原正平投手。これまた初めて見る「マリーンズの吉原」なのです。その吉原投手、5回は二死からヒットを許すも0点。えらく小気味のいいピッチングは昨年の中郷大樹投手のポジションを担ってくれるのではないかと期待します。
しかし甘くないプロ。次の回には捕まって2失点。エラーも絡んでしまいましたがそこは練習試合、とにかくいろいろな経験を糧にしてほしいと思います。

7回は松永昂大投手。名護ではかなり心配になる3失点でしたがこの日はゼロ。開幕に照準を合わせて下さいませ。
8回は香月良仁投手でしたが…こちらは苦しかったです。ランナーを1人置いて迎えたバッター、途中出場の竹原直隆選手。

…びっくりしました。そして、完璧にとらえられてしまいました。センター方向への打球、中堅121メートルの高知市野球場の電光掲示板を直撃、そして信じられないダイヤモンドダスト。なんと、「大嶺翔」の「嶺」を破壊しちゃったのです。
言うまでもなく、ホームラン。

オリックスは6回からルーキー大山暁史投手、桑原謙太朗投手、東野峻投手(オールドスタイルだった!)、山田修義投手のリレー。そして中盤は静かだったマリーンズ打線、9回には山田投手を攻め、ついに忘れかけられていたあの男に結果が出ます。大松尚逸選手、左の山田投手の初球を迷わず振り切り、ライト線を疾駆するタイムリーツーベース!!なお途中出場の大松選手、前の打席も初球をヒットにしており、貴重なアピールとなるマルチヒットでした。


P1004514.jpg
その後根元俊一選手にもタイムリーが出て8-4で勝利!最後を締めたのは大谷智久投手でした。

◇◆◇

快勝でした。序盤の効率的な加点も石川投手のマウンドも素晴らしかったのですが、嬉しかったのは「当落線上」にある伊志嶺、大松両選手のマルチ。さらには両外国人や細谷選手といった「レギュラーとしてはどうか」というポジションの選手に打点がしっかり付いた点もインパクト絶大です。伊東勤監督をまだまだ思い切り悩ませてしまいましょう!!

高知シリーズ、本当に楽しかったです。そして倉敷を経てマリーンズは千葉に戻ってきます。
野球がそこにある生活が、また始まるのです。

試合後、グラウンドをランニングしている選手を前に「優勝するぞ、マリーンズ!」。練習試合ならではですが、その気持ちをもって選手とともに歩み始める春はやはり、最高です。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ


にほんブログ村
お気に召されましたらクリックお願いします(執筆の励みになります♪)