タイトルはふざけていますが、中国の正月である春節を迎えた横浜中華街に行ってきました。昨年に続いて2度目の春節。いや、正確には3度目かしら。
これが本当に旨かった! 海老の2色炒め、エビチリとエビのマヨネーズ和えなのです。マヨネーズが本当にまろやか。
そして妻がオーダーしたのが「ネギチャーシュー麺」でした。色は確実にレッドデビルだったのですが思いの外辛くはなかったそうです。
私は海鮮焼きそば。これまたまろやかで絶品。ただ本来は2人でシェアして食べるものを1人で食べてしまったのでボリュームがかなりありました。
しかし・・・食後には運動が待っているのです。それがここの、お正月。
本日のメインイベントは、平日にしては往来のある中華街全体。そして・・・
パパパパパパァーン!
彼方から聞こえるのは、爆竹。当然、そこへ走ります。
現れたのは、迫力満点の唐獅子。中華街伝統の獅子舞の練り歩きです。「新春かくし芸大会」でもたまに見ますが、2人1組で獅子を操り、音楽に合わせて舞います。ステップに首の振り方はまさに生き物!
こんな形で、肩の上に人が立つのです。凡そ3メートル半にはなるでしょうか。獅子は、軒を連ねる中華街の商店を1軒1軒回ります。
銅鑼(?)に太鼓に、大迫力。そして彼方では爆竹がけたたましく鳴きます。
商店では入口や階上からおひねり(なのかな?)を吊るし、それを獅子がパクっと食べるのです。また獅子は店内にも入り、店主やお客の頭もぱくりと食べちゃいます。これが、福を呼ぶそうです(勝手な解釈(笑))。
・・・これが、けっこうな時間続きます。
なお中華街全域には4体の獅子が舞い、各獅子が細かく店を訪ねておひねりを食べていくのです。我々も相当歩き回り、4体全て見る事ができました。そんなことを・・・・・・4時間くらい飽きずにやっていました(笑)。
さすがに疲れます。
19時半。ちょこっとティータイム。生まれて初めて飲んだプーアル茶、なかなかでした。
さて帰るか、と思ったのですが、まだまだ唐獅子は舞い、爆竹は止まず。けっこう大変だと思うのですが、正味4時間半舞っていたのではないでしょうか。
やっぱり凄い、旧正月!!
フィナーレは、山下町公園。「八仙」と言われる中国の無病息災・商売繁盛の8人の神々を模したライトアップが本当に綺麗でした。
なおこの「採青」という獅子の練り歩きは旧正月においての初日であるこの日のみ行われるそうで、それを大して計画せずに2年連続して見られたのは本当にラッキーでした。
ただ春節期間である2月14日まで、土日を中心に中華街では獅子舞や龍舞(長崎くんちのようなものかしら?)、中国雑技などが披露されるようです。またこれも見に行きたいと思います。
◆◇◆
政治的には雲行きの怪しい日中関係ではあるのですが、こういった文化の交流を目にすると本当に素晴らしいと思うのです。古来よりお付き合いのある「隣国」と言ってもいい中国なのです。そう考えると、領土問題なんて小さな問題にも思えてしまいます。そもそも「国」が「国家」となってからややこしくなったのではないか。
これからも本当に仲良くやってほしいと思います。私は中国も韓国も、大好きです!
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