サイトウカズミ | 町田ロッテと野球散策

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いやぁ、野球って、本当にいいものですね。

もちろん斉藤和巳を思い浮かべます。先日奥様のスザンヌが出産してお父さんになって「ジョセフィーヌと名付けよう」と頑なに主張する熊本の山本家と一悶着あったかもしれない元ホークスのエース。「ジョセフィーヌ…」以降は想像です。「ミルドレッド」かもしれませんし「レベッカ」かもしれません。

しかし私はもう一人の「サイトウカズミ」を先に知っていました。文化放送アナウンサー・斉藤一美さん…熱い大本営実況でお馴染みのライオンズナイター担当です。

どんなに劣勢でもポジティブ実況。時には相手チームのホームランに対し「入らないでくれぇぇぇ!!」。これだけ明解なライオンズびいき、かえって清々しいです。
ただ西武ファンだった時分、実は嫌いでした。この人が実況した試合の勝率が明らかに低いのです。「斉藤一美のせいで負けた…」何度思ったことか。

ただ当たり前の話ですが斉藤一美さんの責任ではありません。それで西武の選手が萎えたのであれば完全に選手のせいですし、それで相手チームが発奮したらそれは完全にただの変わり者か「一美ラブラブラブ」な男色家です。

そんな斉藤一美さんの実況を「いいなぁ」と思ったのは、マリーンズファンになってからでした。こんなに愛するチームに魂を籠められる実況があったのか、と。放送としてはどうかという議論はさておき、一人の野球好きとして素晴らしいと思ったのです。

よく話題になる、米野智人の西武移籍後の久々のホームラン。さらに言えば逆転満塁ホームラン。それは苦労した米野が報われた瞬間でありました。

実況は、号泣でした。
面白いくらい、泣いていました。
それでもプロですから「声にならないくらい」という形容はあてはまらないのです。
満塁弾で逆転という驚きの展開に喜びを爆発させた以上に、米野智人という男の苦節のプロ人生への共鳴があったと見ます。

多くの他球団ファンと一部の西武ファンにとってはウザさ1000%実況に聞こえるかもしれませんが、私は結構好きです。

「この人、本当に野球が(西武が)好きなんだなあ」という人に出会えたとき、ちょっと幸せを感じます。斉藤さん、川崎雄介と中郷大樹を宜しくお願いします。
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