今日はかねてから楽しみにしていたサンルートでの「マリーンズ選手と過ごす大忘年会」に行く予定だったが、無理をせずに家で静養に努めることにした。行けなかったのは残念であるが、それと引き換え体調は幾分かよくなった。これでよしとしたい。
今回のウイルス性腸炎であるが、不特定多数の人と接せざるをえない私の業種からすると不可避であったかもしれない。ただそれでも防げる種の病は防ぎたい。健康管理の重要性を痛感したものである。生活習慣、食生活から根本的に改めねばならないだろう。ある程度の破天荒が通じるのも、若いうちだけである。
「マリーンズ大忘年会」は断念したが、選挙は行ってきた。投票日が休みとなったのは久々で、地元の小学校の投票所へ行ったのはおそらく五年振りである。体育館に投票所は設けられ、やや並んでから入場。投票立会人の若い女性が暇そうに座っている中、衆議院議員選挙の選挙区、比例区、裁判官国民審査、東京都知事と、計四つの投票をしてきた。
結果は報道にもある通り、自民党の圧勝で、数年ぶりの政権奪還となりそうだ。与党・民主党にとっては苦しい帰結となってしまった。ただこれは単純な「二大政党制における揺り戻し」とも異なると思う。イギリスにおける労働党・保守党、アメリカにおける共和党・民主党の関係のような、政権を一方が担っている中で時の政権に「ノー」を突き付けたいときはもう一方の政党に政権を担わせるという投票行動のように、今回の衆院選も表面上は見える。ただ今回のケースは投票行動を示す前に民主党が分裂という自壊現象を起こしてしまい、自民党が圧勝できてしまう下地ができてしまったというほうが正しいであろう。政党の政策は果たして吟味されたのか。
いずれにしても政権は自民党が単独過半数をしめるのは間違いなさそうだ。ただ野党になるであろう民主党をはじめ、政権外の目がこれからの政治にとってはきっと重要となるであろう。はじめに批判ありきというわけではないが、数を頼りに国の指針が暴走することは阻止せねばならない。
とりわけ大事なのは、市民が政治を人任せにしてはいけないということだ。関心は持ち続けたい。