本日レイトショーで観てきましたマーク・ラファロ映画第2弾(といっても公開はこちらのほうが一週間早い)。
フォックスキャッチャーとは全く違う、ハートフルな音楽映画です。
これもめちゃ素晴らしかったです

一週間を気持ちよく締めくくって「明日から仕事頑張ろー!」と思わせてもらえました

ミュージシャンの彼氏と破局してしまったソングライターの女性・グレタ(キーラ・ナイトレイ)と、彼女をスカウトする落ちぶれた音楽プロデューサー・ダン(マーク・ラファロ)の物語。
キーラ・ナイトレイはこれが本人の初歌唱披露映画だそうですが、声は透明感あって可愛らしいです。パワーはちょっと足りないけど。
マーク・ラファロはフォックスキャッチャーでの良き夫・父親とは真逆の役柄で、さすがの演技力の幅を見せてました。
どちらも好きだけど、巻き毛フェチの私としてはやはりこっちのビジュアルかな~w
映画の見所はやっぱり歌。
グレタの歌をバーでたまたま聴いたダンは彼女の才能に惹かれスカウトするものの、デモを作るための(スタジオを借りたりする)金がない。そこで路上や駅構内、ビルの屋上などで屋外収録をする事に。このシーンがすごく楽しそうで、見てて笑顔になります♪
メインソングの「Lost Stars」はアカデミー歌曲賞にノミネートされてて、授賞式では生歌も披露されてました。その時に歌っていたのは、映画でグレタの元彼ミュージシャン・デイブ役をやっていたマルーン5のアダム・レヴィーン。
(デイブという名前も、フォックスキャッチャーでラファロが演じた役名なのでちょっとウケた)
映画の中では、この曲はグレタが彼に作った曲でオリジナルはバラードだったのが、デイブがメジャーで売れてスターになってからポップスにアレンジして売り出してヒットしたもの。
グレタは「この曲はバラードなのに」と反発。自分と彼を投影して作り出した曲なのでオリジナルに思い入れがある。
デイブはポップスのほうがみんな盛り上がってくれる、ライブでもすごく人気がある。君の作る曲は素晴らしいんだからもっと売れるように(アレンジ)したいんだ、と主張。
どっちの言い分もアリなだけに、譲れないラインだなあ~と思いました。
元々、グレタはミュージシャンとして売れたいわけではなく、自分の個人的な思いを歌にして生み出したいだけ。デイブは「音楽はみんなでわけあうもの」だと思っている。
デイブはよりを戻したいと思っていてグレタも未練をひきずっているんだけど、クライマックスのデイブのライブシーンが、そんな二人の「距離」を決定的なものに。
このライブのシーンがね~、いいんですよ。
彼はグレタのために、彼女のオリジナルアレンジで歌う。ステージ端で聴いている彼女が見えて、満員のファンの前でも「グレタのために」思いを届けるように歌い上げていた。
ファンたちは彼の情感のこもった熱唱を聴いて大いに盛り上がる。
その様子を見て、グレタは悟る。「この曲も、彼も、もう自分一人のものではないのだ」という事を。
スターになって大勢のファンに曲を届ける立場になった彼は、もう自分と同じものを追い求める事はできない。
彼は彼女にために歌っていたのに、結局互いを別離に誘う曲になった「Lost Stars」。
曲の素敵さと、二人の思いそれぞれに感情移入して、せつなさにジンワリと泣けてきてしまいました。
グレタたちが路上収録した楽曲で作ったCDは、結局グレタの意向を汲んでレコード会社とは契約せずに個人でネット販売をする事に。値段は1ドル!私も1ドルで買いたいなあ~!路上ライブ収録の映像をつけてくれたら2ドル、いや3ドルでもいいw
グレタとダンの関係は、途中とってもイイ雰囲気になるけれど(といっても色っぽいシーンはなく、手をつなぐだけです。そこがまたいい)くっつきませんでした。
彼とすっぱり別れたグレタと違って、ダンのほうは別居していた奥さんとよりを戻します。
しかも、グレタとダンがイイ雰囲気になっていたシーンのキーになっていた「とある物」が、ダン夫婦の焼けぼっくいに火をつけさせる道具として使われてたんですよね。
これがとても素敵だなあと思いました。グレタとダンがくっつかなかったのはちょっと寂しかったけど、でもグレタが彼と踏ん切りをつけて自分の道を歩き出し、ダンは奥さんと子供のいる家庭でやり直すという選択の方が後味が断然爽やかです。ベタにラブストーリーエンドじゃないからこそ、スッキリして笑顔で終われる。
あと、洋画ってエンドロールが真っ黒でクレジットが流れるだけの画面ってイメージがあったけど、この映画はエンドロール中ずっとエピローグ的な映像を流し続けて終わったので最後の瞬間まで満足感がとても高かった♪
日曜夜の最終上映というガラガラっぷりのおかげで周りを気にせず思いっきりニヤニヤしっぱなしで映画を楽しみましたw
今日は某舞台の当日券を求めて寒空の下、マチネとソワレの2回並んだけどどちらも抽選に外れてショボンとなってましたが、この映画のおかげですっかり気分が上昇しましたよ!
やっぱり音楽っていいな!映画っていいな!
それをひしひしと感じさせてくれる素敵な作品でした♪
帰宅してから録画していたアカデミー授賞式のアダム・レヴィーンの「Lost Stars」を改めて鑑賞し。
最初に放送を見たときはスルーしてたけど、映画見た後だとやっぱりジーンときました

(緊張のせいか映画本編よりかなり危なっかしい歌いっぷりだったけどw)