もう一度お逢いしたかった。。。
放送開始から丸10年を迎えるニッポン放送「ひだまりハウス」には沢山のゲストをお招きしていますが
ご出演がご縁で可愛がっていただいた日本赤十字社医療センターの外科医でスマトラ、ルワンダ、コソボなど世界各地で救援活動をしてきた槙島敏治先生が亡くなったという知らせが。。。
2015年に「ひだまりハウス」に出ていただき東日本大震災直後から継続していた〈心の絆プロジェクト〉についてお話を伺いました。
https://ameblo.jp/machi-asei/entry-12004212583.html
そして同じ年に開催した〈ひだまりハウススペシャル版〉として「被災地から考えるうつ病と認知症」をテーマにシンポジウムにもご登壇いただきました。
https://ameblo.jp/machi-asei/entry-12079270009.html
世界各地で起きた自然災害や難民支援など過酷な現場で長年にわたり救援活動に携わってきた槙島先生。活動した国はなんと61か国。
約50万人が虐殺されたルワンダでの難民支援では、路上に夥しい死体が積まれ支援する先生達のストレスも非常に大きかったといいます。
東日本大震災でも医療者や行政の人達は自身も被災者でありながら、家族の安否が分からない中で職務を全うしている方が沢山いらっしゃいました。
救援者は〈隠れた被災者〉と言われると槙島先生。支援者もストレスを感じたら自分に無理をさせないことも大切だと話していました。
心のケアに求められるのは特別なことではないので、精神科医などの専門家だけではなくボランティアを含めた幅広い人材が必要だという言葉も説得力がありました。
すごい先生なのに少しも偉ぶるところがなく、少年のような笑顔を見せる槙島先生が大好きでした
コロナ禍でなかなかお逢いすることが出来ず本当に残念でなりません。心からご冥福をお祈りしています。。。