ふたつの拳で闘う
ラジオ日本「スマートNEWS」金曜日
日本人唯一の5階級制覇チャンピオンで
WBA女子世界フライ級チャンピオンの
藤岡奈穂子さんをゲストにお迎えしました
身長は158センチという小柄な藤岡さん
脱いだら凄いんですと満面の笑みでした
ボクシングを始めたのは23歳の時で
何かで1番になりたかったのと何より
お母さんに褒められたかったからだそう。
藤岡さんがアマチュアからプロに
転向したのはなんと33歳で超遅咲き。
アマチュア時代は国内では負けなしで
プロになっても力強い攻めるボクシングで
42歳の時に日本人で初めて5階級で
世界チャンピオンを手にした藤岡さん
試合やリング上は華やかだけれども
実はボクシングは地味なスポーツであり
最年長記録を次々と塗り替えていますが
やはり若い頃とは体力なども違うので
自分には無駄なことをしている時間はなく
頭を使って考えて練習しているとのこと。
2011年に初めて世界チャンピオンになった
試合前日の計量直後に東日本大震災が発生。
藤岡さんは宮城県出身で地元も被害に。。。
試合は延期となりボクシングをしていて
良いのか迷いながらも地元のみなさんが
リングで闘う姿を楽しみにしてくれていて
その声が藤岡さんの背中を押しました
4階級を制覇した後にさらなる目標を
アメリカで世界戦を闘うと定めた藤岡さん。
その誓いから4年経った今年の7月に
コロナ禍もあり2年というブランクを挟み
挑んだWBA女子世界フライ級防衛戦で
見事2-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功
日本の女子プロボクサーがアメリカで
世界戦に勝利するのは初めてのことです。
オリンピックのように確実に開催される
という保障が無いのがボクシングの世界。
そんな中で4年も待ち続けられたのは
メンタルの強さだけでなく支えてくれる
たくさんの仲間がいたからだと思います。
"2つの拳だけで闘うこと"とボクシングの
魅力を語る藤岡さんは現在46歳ですが
まだまだ衰えを知らず限界は感じてない
とのことでどこまで行くのか自分でも
分からないと超人ぶりを魅せてくれました
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