こんにちは
UMIカウンセラーコースの真帆です。
先日、娘と一緒にキャベツ畑にモンシロチョウの幼虫を探しに行きました。
先生から「探してきてね!」と言われたそうです。
しかし、キャベツ畑には、すでに生長したたくさんのモンシロチョウが
せんせ〜い。遅いよ〜
まあ、次の産卵を待つとしよう・・・。
モンシロチョウを卵➡幼虫➡さなぎ➡成虫と育てるのは小3理科の一大プロジェクト
私が小学校の先生をしていた時にも、小3を担任すると必ず取り組みました。
卵から幼虫になると、葉っぱの取り換えが必要になります。
古い葉っぱは、幼虫がいる周りで上手に切り取り、
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それを新しい葉っぱの上に、そっと乗せる。
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幼虫ちゃんが、のそのそと新しい葉っぱの上に這っていったら、
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古い葉っぱを取り除いて捨てる。
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大きくなるとフンも増えるので、シートもしっかり取り替える。
ここら辺りまで世話をすると、
どの子も自分の幼虫ちゃんが可愛くて仕方なくなり、触れるようになったりします
やがて、さなぎになるときが近づくと、
せま〜い飼育ケースから脱走し、壁に貼り付いて動かなくなり、
自分の体をしっかり糸で固定して、
ひたすらジーーー。動かなくなります!
このさなぎの時期は、絶対に動かしちゃダメ
動かすとどうなるか?100%死にます
さなぎの中では、幼虫の体を一度ドロドロに溶かして、チョウの体に作り変えているんですね!
周りからはただじっと動かないように見えても、内面では大きな変貌を遂げている。
不登校で動けなくなっている子と通じるものがありますね。
ある年のこと。
5月下旬の春の運動会の日。
暑い中みんなで力を合わせて頑張り、見事に青組優勝を果たした子ども達が意気揚々と教室に入ると、
うわ〜
さなぎからチョウが出てきた!
すごいタイミングで、チョウが羽化する瞬間をみんなで見ることができました。
そのとき、一人の男の子が言いました。
青組優勝のご褒美に、さなぎがチョウになった〜
子供の心って本当に純粋です
「本当だ!」「ご褒美だ!」「私たちが頑張ったからチョウになった!」と、それはそれは大喜びしていました。
こんな心がワクワクする瞬間の積み重ねが、子ども達を大きくしてくれるんですよね。
教室にも、家庭にも、自然の中にも、子ども達の教材は、それこそ無限に広がっているはず。
これからも、すべての子ども達が、心揺さぶられる瞬間に、たくさん出会えますように