こんにちは
UMIカウンセラーコースの真帆です。
私は本を読むのが好きです。
よく本屋さんに行きます。
私。書棚をぶらぶら歩きながら、ふと手にとった本が、
大当たり〜〜
ということが、とてもよくあります。
まるで、その本に引き寄せられたように
今日、私が出会った本がこちら
『おかあさんとあたし。』
著:ムラマツ エリコ、なががわ みどり
おかあさんに「くつが反対」と直されたり。
冷蔵庫にシール貼ってもいいよ、
と言われてうれしかったり。
すごいとこみせたくて、
階段からジャンプしてみたり……
ほんとに、なんてことのない、
「あった、あった。」と懐かしくなるよな、
おかあさんとあたしの日常が、
シンプルなイラストと短い会話で綴られています。
これでもか、と繰り返される、
小さい頃、私も体験した場面。
クスっと笑いながら、
読みすすめていくうちに、
幼い日に母と過ごしたあの日、あの場所の、
匂いや
空気の色や
ざわめきや
あたたかさが
五感を通して、鮮烈に蘇ってきて、
目頭がじ〜んとあつくなり、涙がこみ上げてきました
(いや。母は、まだ元気なんですけどね)
でも、あの日、あの時、あの場所で、
母と過ごした時間は、もう戻らない。
甘酸っぱいような、切ないような、
でも、とてもあたたかい
なんとも言えない気持ちになりました。
大きくなるにつれて、みんな忘れちゃいがちだけど、
あの頃、わたしはお母さんに確かに愛されていた
それを、身体の奥から思い出させてくれる、不思議な力をもつ本と出会うことができました