【映画鑑賞】「美味しんぼ」(1996年松竹・フジテレビ) | しろくま・まちゃるWORLD!

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【作品情報】

監   督 森崎東

出   演 佐藤浩市、羽田美智子、遠山景織子、竜雷太、田中邦衛、財津一郎、笹野高史、三國連太郎、他

上映時間 105分

ジャンル  人間ドラマ


あらすじ】

東西新聞社文化部記者・山岡士郎(佐藤浩市)は、マイペースで、ぐうたらで、部の中でもお荷物社員のレッテルを張られていた。

 

ある日、新入社員として栗田ゆう子(羽田美智子)が文化部に配属される。

 

東西新聞では、創立100周年記念事業として、日本の多種多様な食文化を紹介する為に「究極のメニュー」を創作していく事を決め、その監修を芸術家、書家でもある稀代の美食家・海原雄山(三國連太郎)に依頼する事にする。

 

「究極のメニュー」担当記者は、試験の上選抜となり、それぞれ3種類の「水と豆腐」の「履歴」を正解する事で、ただ2名この試験をパーフェクトに正解しきった山岡と栗田が担当する事になる。

 

しかし「究極のメニュー」における山岡の存在を知った海原雄山は監修を断ってくる。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

原作本である漫画は、全部持っているしろくま・まちゃるです^^

大雑把なところでは原作でのエピソードが盛り込まれてるけれど、キャラなどが映画独自な感じがしたね。

 

とりあえず基本設定としては、原作漫画の序盤。

キャラ設定や話の設定は、原作とはかなり違っていて、少し違和感を持つほど^^;

 

まず三國連太郎演ずる海原雄山。

原作本よりも人あたりは柔らかく、ある程度礼儀にのっとった態度をとっている。

しかしその態度は、時に急変し頑なになる時がある。

原作の海原雄山は、原田芳雄演ずるドラマ版海原のように、傍若無人で、芸術の前には人を人と思わない様な「わが道を往く」タイプなんやけどね^^;

 

この映画版では、キャラ設定もさることながら…

配役に関しては、役不足感もあって若干物足りない^^;

…というのは、TVドラマ版が比較的豪華キャストで作られてきたからやと思う。

 

「唐沢版-松岡版-映画版」の順に、共通して出演のあるキャラにおけるキャストを比較してみると…

(唐沢版は長期に渡るので配役変更が多い)

※原作の立場から雰囲気がよく出ていた俳優さんは黒太文字に^^

 

山岡士郎唐沢寿明松岡昌弘佐藤浩市

栗田ゆう子石田ゆり子富田靖子優香-羽田美智子

海原雄山原田芳雄・江守徹-松平健-三國連太郎

京極万太郎伊東四朗伊東四朗・北村総一朗-財津一郎

大原社主中条静雄鈴木瑞穂船越英二神山繁神山繁-芦田伸介

 

個人的に配役が合っていたと思う…主なその他のキャラは…

(唐沢版・松岡版)岡星精一…益岡徹

(唐沢版)岡星冬美…森口瑤子

(唐沢版)唐山陶人…田村高廣

(映画版)中川(美食倶楽部料理長)…竜雷太

(映画版)富井副部長…笹野高史

 

TVドラマ唐沢版、TVドラマ松岡版など色々観たけれど、配役がそれぞれに「合っている」感じが面白かったね^^

 

映画版の佐藤浩市、TV版の唐沢寿明、松岡昌宏による山岡士郎はそれぞれに雰囲気があってよかった。

 

栗田まり子役は、映画版では羽田美智子、TV版では、優香、石田ゆり子、富田靖子。

 

個人的の好きなのは石田ゆり子や優香の方で、どちらも栗田の雰囲気やけど、さらに突っ込んでキャラを考えると素朴感の強い羽田美智子の方が合ってるんかねぇ^^;

富田靖子もよかったけどね^^

 

京極さんは、TV版は双方、伊東四朗。

映画版では財津一郎。

頭が丸坊主ではないけど、伊東四朗の方が合ってるように感じたね^^

 

ストーリーは、どう改変しても結局同じような流れになるものやから、その中で如何に印象に残る無いように出来るかがミソやけど…

 

そこはTV版も映画版も作品としてきちんと成り立ってるので観てて面白い。

 

映画版の物足りなさは、どうしてもTVドラマよりも短い時間設定の中で表現する部分があって「端折り過ぎ」となるところと、予算の関係上の役者さんの配役の部分やろうね^^;

 

最初から「オールスターキャスト」で行きたいのは誰でもそうやろうけど、収支もある事やし…なかなか難しいんやろうね^^;

 

「永遠の0」では映画版の方がキャストは豪華で、脚本はやはり長尺に出来るTVドラマの方が濃かったけどね^^;