ディアゴスティーニから発売中の「第2次世界大戦」傑作機コレクション。
ダイキャスト(金属製)モデルが魅力のこのシリーズ…その最新10号に、大好きな「流星」が登場^^
小学生になった頃から、大の軍艦好きで…
戦争に関する歴史本を読み漁ったりもしたしろくま・まちゃるですが…
軍艦は好きでも、その頃はまだ飛行機や戦車はあまり興味がなく…
ただひたすら、軍艦の名前やその運命しか学んでなかったんよね。
もちろん海軍の名機・「零戦」やら、陸軍の名機・「隼」や「疾風」位は知ってたけど…
それ以外は、まだあんまり知らなかった時代。
確か小5だったかな?
うちの母親が、あんまりに俺が落ち着きがなく、多動なんで…
当時週刊誌をにぎわせていた「注意欠如」を疑って、その週刊誌に書いてた専門医である…
大阪狭山の近大狭山病院へ俺を連れて行った時の事。
今でこそ「ADHD」という診断名がついて、広く知られた「多動・注意欠如児童」
当時は、母も、学校の先生からいつも「問題児」扱いとなる俺には悩まされてたんよね。(後年、俺だけが悪いんじゃなく、先生側にも問題があると母は知る。)
近大狭山病院で、長い長い検査や問診の間の待ち時間を、静かに待たせる為に…
母が買うのを許可してくれた時に買った、1冊の漫画のコミック本。
「わが青春のアルカディア/松本零士」
戦場漫画シリーズと題されたシリーズ本の1冊で…
そのコミック本の中の1編で、初めて「流星」という当時としては画期的な高性能を持つ攻撃機がある事を知る。
その1編は「流星 北へ飛ぶ」
「流星」艦上攻撃機(プラモデル)
機体に比べて、細いエンジンがよく判る。(戦後、アメリカ軍に接収された時の写真、アメリカの国籍マークが見えますね^^;)
「真珠湾奇襲攻撃」で名高い97式艦上攻撃機(97艦攻)や「プリンスオブウェールズ撃沈」で名高い1式陸上攻撃機(1式陸攻)などで、戦艦など大型艦への航空機による雷撃の有用性を世界に知らしめた日本軍。
その後、急速な航空機の発達の中で、開戦当初第1線の性能だった97艦攻も、進歩したアメリカ側戦闘機の餌食になる事が増え、後継機の登場が嘱望された。
「流星」はそんな中で、急降下爆撃が可能な艦上爆撃機の能力を併せ持つ高性能な艦上攻撃機として、計画、開発され…
制式化されたのは、1944年。
小型高性能な「誉」エンジンを搭載。
攻撃機としては高速で、開戦当初の戦闘機並みの540㎞/hを出す事が出来た。
もちろん開発当初からの要求である、急降下爆撃もこなし、雷撃も可能な万能攻撃機であった。
飛行中の「流星」の極めて貴重な写真
しかし登場したのは、大戦末期。
小型で複雑な構造の高性能エンジンの為、工場生産もおぼつかず…ロールアウトした数は、わずかに144機。活躍の場は限られていた。
当初予定された空母への配備も、空母自体の活動がなく…
急降下爆撃する機会もなく…
実戦部隊に配属された出撃機会4回のうち、3回は特攻だったという。
高性能であるが故に、特攻に回された悲劇の機体でもある。
逆ガル翼が美しく、全体のフォルムも、日本機らしい流麗さで…
第2次大戦時の日本機では、一番好きな機体かも^^
「流星」試作機
その後の小学生しろくま・まちゃる。
病院での各種検査と問診の結果…
「注意欠如」には当たらないとの診断。
まぁそう疑った母の気持ちもわかるけど…
当時の教育制度にも色々と問題点はあったのね。
特に、当時の女性教師は、えこひいきもすごかったし、自分の意のままにならないとヒステリーもすごかったし、何よりも個人的な事だけでも体罰がひどかった。
母は後年、この事を知って…
「まちゃる、あんたよく学校を1日も休まずに通ってたな^^;」
だって「学校は休んだらアカンところ」
そう思ってたからね^^;