【映画鑑賞】「テレマークの要塞」(1965年アメリカ) | しろくま・まちゃるWORLD!

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【作品情報】



監   督 アンソニー・マン

出   演 カーク・ダグラス、リチャード・ハリス、アントン・ディフリング、他

上映時間 130分

ジャンル  アクション>戦争映画

原   題 「THE HEROES OF THE TELEMARK」


原作小説名 「これらの男たちがいなかったら」(実際の作戦参加者が原作者)、「原子爆弾を阻止したスキーの男たち」


※映画邦題は「要塞」となっているが、本作には、警備が厳重な重水工場は出てくるが、要塞は出てこない。当時「ナバロンの要塞」などの「要塞もの」が大ヒットしたので、あやかって付けられたものである。

正確に邦題をつけるならば、「テレマークの英雄たち」が妥当と思われる。


※原作小説と映画は史実に基づくものであり、直接的に工作員が判らない為の脚色以外においては、実際のガンナーサイド作戦を忠実に再現している。



【あらすじ】


第2次世界大戦時…

ドイツ占領下のノルウェーの化学工場で、ある日、ドイツの親衛隊将校が乗り込んできて、重水の大幅な増産を命じる。


重水増産を命じられた物理学者は、秘かにドイツの思惑を同じ物理学者であるロルフ博士(カーク・ダグラス)へとレジスタンス経由で伝え、ドイツの原爆製造の元となる重水製造を阻止してもらう様に画策する。


ロルフ博士は、レジスタンスのクヌート(リチャード・ハリス)と協力し、実情を英国へ渡って伝え…

その後、重水製造の阻止の工作員として、偽名を使いノルウェーへと舞い戻る。


重水工場のある村は、渓谷内にあり地上工作員による破壊は、非常に困難であるとしながらも…

航空攻撃による破壊は、村人の死傷者が多数出る懸念があった為、地上からの破壊活動をA案として実行に移すことになる。


○●○●○●○●○●


戦争映画の中でも、特殊部隊による「要塞潜入もの」「敵地潜入もの」は特にアクション要素とサスペンス要素が高く、人気の作品が多い。


第2次大戦中を扱った「要塞もの」の中で、高名なのは「ナバロンの要塞」「荒鷲の要塞」の2作品と思う。 


この「テレマークの要塞」もイイ線はいってるんやけど…ツッコミどころもいっぱいある。

まずは先にも書いたように、邦題の問題だけやけど「要塞」は登場してこない。

今作で潜入するのは、あくまでも警戒厳重な化学工場であって、要塞程の兵力や防備はない。


主人公であるのが、カーク・ダグラス扮する女たらしの物理学者で、ずぶの素人ながら、破壊活動の際にプロの工作員顔負けの動きをするのが、「どこまでが史実なん?」と首をかしげてしまう。


しかも現地のレジスタンス活動には、今回から初参加って立場やけど、重水工場潜入の際は、専門知識を活かして中心的に動くのは当たり前としても…


その後の湖水横断の鉄道連絡フェリーを撃沈する活動を一手に担うのは、レジスタンス歴が浅い割に、重責を任され過ぎやと思うんやけどね。


ノルウェーでの作戦やし、移動手段はほとんどスキー。

クロスカントリーをしているかの如く、車での移動よりもスキー移動の方が多いのが特徴。


昔はスキーに行きまくってたし、スケーティングであちこち平地を移動するのも慣れてたけれど…今はあれほど動けるんかねw

…と映画を観ながら自分の事を考えてしまったわw