【映画鑑賞】「フィラデルフィア・エクスペリメント」(1984年アメリカ) | しろくま・まちゃるWORLD!

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【作品情報】



監   督 スチュアート・ラフィル

出   演 マイケル・パレ、ナンシー・アレン、ボビー・ディ・シッコ

上映時間 102分

ジャンル  SF>サスペンス

原   題 「THE PHILADELPHIA EXPERIMENT」


※製作総指揮は、ジョン・カーペンター。



【あらすじ】


アメリカ海軍とアメリカ政府は、1940年代から「フィラデルフィア計画(レインボー・プロジェクト)」と呼ばれる計画に基づき、磁場を利用したステルス技術研究を極秘利に実験していた。


1943年アメリカ海軍は、護衛駆逐艦「エルドリッジ」を使って有人実験を行ったが、対レーダー不可視化どころか、駆逐艦そのものが海上から忽然と姿を消してしまう。


「エルドリッジ」で実験に参加していた水兵のデヴィッド(マイケル・パレ)とジム(ボビー・ディ・シッコ)は、主制御器の電源を入れた途端、強力な放電現象に襲われ、恐怖を感じた二人は上甲板へと飛び出て、そのまま甲板から海へと飛び込んだ。


しかし次の瞬間、彼らはなぜか夜の砂漠にいて、謎の飛行物体に追い回される。

ジムが、電流の流れるフェンスに接触感電したところで、また強力な放電現象が起き、その飛行物体を墜落させてしまう。


命からがら、その場から逃げ、ハイウェイ沿いのカフェへとたどり着く。

そこでもジムは、今度は自分から放電現象を起こしてしまい、カフェの店主に「損害を弁償しろ」と拳銃を向けられてしまう。


2人は、その場で電話をかけていたアリソン(ナンシー・アレン)の車を奪って逃走しようと試みるが、車にクラッチが無く、デヴィッドは運転出来なかった為、そのままアリソンも運転手役として、その場から連れ去っていく。


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「フィラデルフィア・エクスペリメント」の名のつく3作のうちの、これが第1作目。


タイムスリップものとしては、もう古い部類に入る作品やけど、内容的には古さを感じさせない秀作。

映像特殊効果(SFX)がさすがに古臭いけど、ストーリーがイイんやろうね。


劇中において、駆逐艦エルドリッジを演じるのは、「ギアリング級」駆逐艦。

「アレン・M・サムナー級」の改良型、「フレッチャー級」の最終発展型として、艦速は34ノットと遅いけれど、その127ミリ連装両方砲が3基という重兵装さでアメリカ艦隊型駆逐艦の最高峰に位置する艦であった。


本来のエルドリッジは、「キャノン級」の護衛駆逐艦で、76ミリ単装砲が3基と外見上全く似ても似つかないものやけど、製作年の時代では、キャノン級護衛駆逐艦は全て退役していたので、まだ一部が現役または保存艦となっていた「ギアリング」級に役が回ってきたんやろうね。


ちなみに「フィラデルフィア・エクスペリメント(2012年度版)」では、CGによって「キャノン級」のエルドリッジが再現されてます。


同じタイムスリップものでは「ファイナル・カウントダウン」(1980年)があり、そこでは空母ニミッツが1941年12月7日にタイムスリップして、F14とゼロ戦が空中戦を行うというものがありますが、今作と併せて原題のCG技術でリメイクして欲しい作品候補になっとります(しろくま・まちゃる筋)


双方の作品共に、タイムスリップした先で出会った人間と、戻ってから再開(または戻った人間と再開)と言うのが描かれてますが、こういうところって、人間心理を大きくくすぐるんよね。


見慣れた景色や人物が、当時そのままの同じ姿で現れるとか…

人間ってそういうの心理的にハマる傾向があるんよね。


劇中キャラとの再会という心理をくすぐる演出がなされているだけで、その作品への興味度が高くなるって訳。


ウルトラシリーズや仮面ライダーシリーズ、ガンダムシリーズでも使われているこうした演出…本当に効果ありますなw