第6回センバツの優勝は群馬・健大高崎高校
初の優勝おめでとう
決勝戦に相応しい素晴らしいゲームでしたね
報徳学園 200 000 000 2 7安打
健大高崎 201 000 00 X 3X 6安打
先制は報徳、初回に5番・安井君の2点タイムリー2塁打で先制します。
しかしその裏に健大高崎も5番・森山君の2点タイムリー2塁打ですぐに同点に追いつきます。
この両チームの初回の得点にはお互いに四球が絡んでいます・・・・。
立ち上がりは緊張感もあるでしょうけど、だからこそ四球は失点に繋がり易いんですよ。
3回裏にも健大高崎は3塁打とタイムリーヒットで1点を追加で3-2とリード。
これは点の取り合いになるかな・・・と思いましたけど、ここからは報徳・今朝丸、
健大高崎・石垣両投手が素晴らしいピッチングを見せて、バックも好守備でそれに応えて
相手に得点を許さない素晴らしいゲームになりました。
報徳最後の攻撃も最後までハラハラしました。
健大高崎は、9回に好投の石垣君からエース・佐藤君に継投。
佐藤君 前回の登板で指のまめを潰していたそうで心配しましたけど、三振 1ゴロで
報徳を追い詰めます。
ここで報徳は、左の変則サウスポーの佐藤君に対して 左バッターの貞岡君を代打。
この貞岡君が四球を選びますから、代打策は成功と言える。
で この貞岡君に代走の西川君を送ると、すかさず2盗をキメます す・・凄い。
これで一打同点の場面を作りましたけど、最後は三振でゲームセット!!
最後まで手に汗を握る熱戦でした・・・・。
敗れた報徳は2年連続で準優勝と言う結果になりましたけど、基本のしっかりした高校野球の
お手本みたいな素晴らしいチームですよ。
健大高崎と共に夏も期待できると思います。
報徳の間木と今朝丸・・・健大高崎の佐藤と石垣、素晴らしい投手でした。
最後に・・・・・
ホームランは大会通じて3本(そのうち1本はランニングホームラン)
甲子園に集う観客の楽しみの1つが激減する結果に終わった と言う意見もあるようですが、
本来こんなモノだと思います。
プロ野球じゃないんですからね、まだまだ非力で技術的にも未熟な選手達がガンガンホームラン
打つ事自体がやや異常なんですよ。
アマチュアの選手の中には、十年以上プレーを続けても1本柵越えした事がない選手が
たくさんいるんですよ
指導者のこんな意見も聞いてみてください・・・・。
◆倉野光生監督(愛知・愛工大名電高)
打球がほとんど飛ばなくなり木に近いようになったと思います。
選手は今までの金属みたいにバットをぶん回すのではなく、木製のようにしっかりボールを
捉えるような振りにしたほうがいいでしょう。
選手の技術向上に繋がるので、このままでいいと思います。
◆島田直也監督(茨城・常総学院高)
『飛ばない』とよく言われていますが、打撃に関してはチームにセンター返しを意識させていますんで、飛ばないという印象は持ちませんでした。
『木製バットに近くなった』とも言われていますが、上半身だけの力に頼ってしまうと飛ばないですよね。なので、下半身をしっかり使って打つ技術は必要になってくるかと思います。
◆西谷浩一監督(大阪・大阪桐蔭高)
甲子園ともなればそんなに点を取れるわけではありませんから。
飛ばない、飛ばないと言われているので、しっかりとバッティングの技術をつけていかなければいけません。
この3人の指導者は、力任せにバットを振ってどこかに当たれば良いと言うのではなく・・・、
下半身を使って木のバットのようにボールを捉える技術が必要になる、と仰ってます。
その通りなのですが、逆に考えると、今まではそんな事考えずにぶんぶん振り回せば良かった。
と言う事になりませんか・・・??
これが上に行って苦しむ原因なんですよね。
大丈夫・・・、これは野球の基本ですから、必ず高校生諸君にも出来るようになります。
高性能バットに頼ったイン〇キホームランではなく、正しいホームランが見られますよ
健大高崎の皆さん 優勝おめでとう\(^o^)/