センバツは2日続けて雨天順延です
春はこれがあるから後半日程が詰まるんですよね・・・・
そこで、今日はバットとバッティングのお話を少し・・・。
(長くなるかもしれないけど 笑)
バットと言うのは、今大会から採用された低反発金属バットです。
選手だけでなく監督までもが「飛ばない飛ばない」を繰り返すだけですけど、中でも凄かった
のは「詰まったら飛ばない」と言うモノ
そんなの当たり前じゃないですか・・・ねえ 今までは詰まっても飛んでたの・・・? 笑
そこで気がついたのは、もう今は選手だけではなく監督はじめ指導者も金属バットしか知らないんだな~・・・と言う事です
高校野球に金属バットが採用されたのは1974年。
今から48年前です。
歳がバレるのであまり言いたくないのですが・・・笑 僕は木製バット最後の高校球児です
ですから、最後の年度(2年の秋から3年の夏まで)の通算打率.429も、社会人で毎年3~5本のホームランを打っていたのも全部木のバットです\(^o^)/
社会人は当時金属バットが認められていたのですが、どうも馴染めなくてずっと木のバットを
使っていました・・・・、今は社会人も木製バットしか使えませんよ。
木製バットが正しくて、金属バットは邪道だ!などと言う気はありませんよ。
木のバットは正しく打たないとすぐ折れますからね 費用も大変です
ただし 今はプロ野球も社会人野球も大学野球も使えるのは木製のバットだけですからね。
高校卒業後も野球を続けたい選手には、ここに大きな落とし穴があります
前に書いたように、木のバットと金属バットには大きな差があります。
スィートスポットと言われる、「この部分で打ってください」と言われる部分が木のバットだと
茶色の部分くらいしかありませんけど、金属バットは赤い線くらいあります
ですから木のバットを使うとなると、こう言うバットの使い方をしないといけません。
スイートスポットを内角球や外角球のコースに持ってこなくてはいけない
ホームベースは40センチ近くありますから、ここがバッティングの一番難しい所です
それに比べて金属バットの使い方は、やや極端ですけどこんな感じ。
広いスィートスポットを使って、同じようなスィングでバットのどこかに当たれば良いと言う
ワンパターンのスィングでもパワーがあればどうにかなる・・・と言う感じですよ。
どちらが難しいかは野球経験が無くても分かりますよね。
ただし・・・野球を始める小学生くらいには、当たれば飛ぶ と言うのが大事なんです
まずは楽しくないとね・・・それには金属バットですよ\(^o^)/
問題は、ずっとそのままの打撃技術では上では通用しないよ・・・と言う事ですね。
これが理解出来れば 最初に書いた「詰まったら飛ばない」は当たり前の事。
ついでに先っぽでも飛びませんよ 笑
飛ばない飛ばないと言うけど、それは当たり前の事なんですけど、結構長打も出ているし
ホームランも2本出ていますよね。
今大会 ホームラン数が少なかったとしたら、今大会から飛ばないバット使ったからではなく、
今までは 高性能高反発バットの、どこに当たってもよく飛ぶバットのおかげだったんだと
思う方が正しいんじゃないかな・・・・
時々、プロ入り2~3年目の選手が「バットの使い方が分かった」と言ってるのを聞きますけど
そう言う事なんですよ
それが「バッティング」なんです\(^o^)/